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休むも相場とは
まずはシステムで厳格なトレードをこなし、期待値が正のトレードを繰り返し確率に収束されていくことを理解することを常日頃から書いています。
こう書くと私が全く相場観を働かせておらず機械的にトレードをこなしているのかと思われるかもしれませんが、一概にそうでもありません。

検証したときや、日頃運用していて自分のシステムが働かない相場環境がどういう時なのかだいたいわかります。
これはパラメーターで機械的に表すのが非常に難しいです。
プログラム化することが難しいのですが、チャートを見ればわかるだろという話です。
例えば短期移動平均線が長期移動平均線よりも上にあれば上昇相場というように仮定して、こういう時に何かしらの条件が作用してエントリーサインが発生するとします。
しかしいつも書いているように価格の動きが第一であり、短期線>長期線だから上昇相場なのではなく、上昇相場だから結果的に短期線>長期線の並びになっているだけなのです。
他のテクニカル指標にもすべて当てはまります。
価格の動きがあってテクニカル指標は後付けされているだけなのです。
だから短期線>長期線の並びだからといってなんでもかんでも上昇相場だと決めつけると、移動平均の上下を行ったり来たりするレンジ相場では全くトレンドフォロァーの手法は機能しません。

ぐちゃぐちゃしたレンジ相場は無理にパラメーターで定義しなくてもチャートを見ればわかります。
こういう時にサインが出ても休むも相場という戦略を取ることができます。
注意することは、休み癖がつき損失を回避しようとするとイップスとなってしまうことです。
トレードを休む際の注意は、大局で判断しすぎても目先で判断しすぎてもいけないという事です。
4つも5つも時間軸を持ち出して何かとトレードを見送る理由をつけるとどこもエントリーできなくなります。
かといって個々の場面で損失を避けようとしても事前には絶対に勝ち負けはわかりません。
目先の勝ち負けはわからないので、個々のエントリーサインが出るたびに行くか見送るかを迷っていてはやはりどこもエントリーできなくなります。
私の場合朝チャートを見て、今は攻める相場と判断したら節目を割らない限りサインが出たら絶対に全て仕掛けると決めます。
そうしないと個々の場面で損失を回避しようとして見送り癖がついてしまうからです。
システムが機能しそうな相場で見送っていて大きな機会損失を出すと期待値が狂ってしまうからです。
逆に攻めるべきでない相場と判断したら消極的になり、攻めるべき相場が来るまで様子見主体となります。

システムが機能しない場面がチャートを見ればだいたいわかると言っても、問題はいつ機能し出すかがはっきりとはわからないことです。(逆に今機能していてもいつ機能しなくなるのかもわかりません。)
というかわかればトレードは全く苦労しません。
ある程度の兆候が出ればすぐさま切り替えなくてはならないのを、常に消極的にいく癖がついてしまうと攻めるべき局面に足が重くなってしまう可能性があります。
口座残高が減るのはそりゃ嫌なものです。
しかし、リスクを取らねばリターンは無く、口座残高を全く減らさずにリターンを得続けようと考えるのはあまりにも自分勝手な都合です。
損失を避けようとするのはトレードを歪めてしまうのです。
損失を受け入れ始めて土俵に立つことができます。

最初のうちはどうしても損失を拒む感情が働き正常なトレードの邪魔をします。
ですから休むも相場の判断は応用の範囲であり、手法を確立し自分のものにしないうちにそれを実行しようとすると、「最初から機械的にシステム通りやってた方がよっぽどマシだった」という結果になる可能性が高いので注意が必要です。
実際私も常に裁量判断で的確な判断ができるかというとそうではありません。
せいぜいドローダウンをほんの少し減らすといったことろでしょう。
収益も機械的にやっていた方が間違いなく高い事でしょう。
ですが微量でも安定性を高めないと玉数をいつまでも増やせないので苦肉の策として「休むも相場」を取り入れているといったところでしょうか。


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レバレッジについて
為替や商品の差金決済取引、先物、株の信用取引はレバレッジを効かせることができます。
少ない資金で大きく儲けるチャンスを得るメリットがありますが、同時に大きな損失を出すデメリットが生じます。

メリット、デメリットをそれぞれ勘案した場合、レバレッジを効かせることはどうなのか?
私は基本的にデメリットの方が大きいと考えます。
利益を出すこと以前に生き残ることが重要であり、過度なレバレッジはマーケットの急変動に巻き込まれ破産、もしくは大きな打撃を被るリスクが生じるからです。
損切りの逆指値が100%通る保証があるのならレバレッジを効かせても良いのですが、実際は大きくスプレッドが開いたり、週明けにギャップが生じたり、株式ではストップ高・ストップ安があったりすることがあるため、ストップ注文が必ず約定する保証はありません。
そんな事態に出くわしても自己責任です。
ショックが起きた時急変動に巻き込まれストップが約定せず証券会社を提訴するなどの話題が上がりますが、私は基本的に自己責任であると考えます。
そういうリスクも踏まえてのトレードです。
FXだと例え「オーバーナイトしない」「指標発表前はポジションを閉じる」というルールを守っていても突如サプライズニュースによりスプレッドが大きく開くリスクもあるのです。
レバレッジを効かせポジション量が多いとオーバーナイト以前に“ポジションを所持していること”そのものが大きなリスクなのです

では私がレバレッジを効かせるのはどんな局面か?
1つめは、対象の金融商品が多い時です。
為替、商品、株式など複数の口座に入金すると当然資金が分散されます。
しかし1トレードのリスクを総資金の●%と決めているので、それに見合ったポジションを取るためにレバレッジを効かせるということです。
例えば300万の資金があるとして、3つの口座に100万ずつ入金してレバレッジを利かせればそれぞれの商品を300万で戦うことができ、総資金に見合ったリスクを取ることができます。
ですが、3つの口座全てで同時に壊滅的な打撃を食らった場合は大変な事になるので、そこは注意が必要です。
相関性の高い商品だと同時に急変動を喰らうリスクもあります。
ポジションが大きくなった場合保険をかける戦略も良いでしょう。
例えば株の買いポジションが大きくなれば日経オプションのプットを買っておくというのも保険的な戦略です。
先日の暴落ではプットオプションがものすごく膨れ上がりました。
もし現物や信用買いで損失を出していてもプットを買っていればその利益で損失を大なり小なり補填できるのです。

2つめはポジションの含み益が大きくなった時に増し玉するときです。
記事でもたまに書いているピラミッティングというやつですね。
私は最初のポジションでレバレッジを効かせることはありませんが、含み益が増えていくとそれを担保代わりにポジションを増すので、結果的にレバレッジを効かせていることがあります。
いきなりリスクの高いレバレッジを効かせるのでなく、含み益を保険に徐々に効かせていくのです。
そうなれば多少のギャップを喰らっても元本割れを起こす可能性は極めて低いのです。
まあこれもスイスショック級の変動があると大変なことになりますので、絶対に安全という保障はありません。
ですから買い手と売り手に困らない流動性の高い金融商品をトレードする事が大前提です。
私がマイナー通貨やマイナーな商品、売買代金の低い株式などには絶対に手を出さないのはそのためです。

まず前提として「レバレッジはリスクが高い」ということを頭に入れておく必要があります。
その上でレバレッジのメリットとうまく付き合っていくとよいと思います。



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低勝率トレードのデメリットをカバーするピラミッティング
正気の沙汰でないポジションを持ちコツコツドカンで撃沈する素人の逆をすればトータルで勝てる。
頻繁にこのような内容を書いています。
確実にいつかトータルで沈む素人の逆を行えば必勝法というわけです。
もちろん毎回勝つという意味での必勝法というのはありませんが、確率が働く膨大な試行回数をこなせばという条件つきです。
大失敗をやらかした後リスク管理の重要性やテクニカルを学び、全くの初心者を脱するとなんとか勝つ場面を事前に見極めることのできないかと躍起になりドツボにハマるわけですが、事前に勝てるポイントがわかるなどありえませんし冒頭で書いたような単純な発想で勝ち組に移行することは可能です。

ただしデメリットもあります。
コツコツドカンの逆=損小利大…これは良いのですが、正気の沙汰でないポジションの逆=小さいポジションサイズ…これは資産増殖させる際に障壁となります。
損小利大を狙うならば必然的に勝率は低くなります。
ですから頻繁にコツコツ負け続けて時々ドカンと利益を取る。こういう図式だと、大きいポジションサイズでトレードを行うと不遇の時期にあっという間に資産を減らし、一定のリスク額で相場を張り続けることができなくなってしまいます
ですから非常に小さいポジションサイズで相場を張らなければならず、ロットをそう簡単に増やせないので資産の増えるスピードは遅くなります。

大きな損失、破産を避けるために小さいポジションサイズを取るのですが、その分攻撃力も低下するのです。
正気の沙汰でないポジションを取ってこそ一撃必殺で退場する素人トレーダーなのですが、小さいポジションサイズでトレードすると一撃必殺で資産を増殖させることはできないのです

これを少しでもカバーするのがピラミッティングという戦略です。
小さいポジションサイズで相場を張り、順行して再度チャンスが来れば玉を積み増しする。
うまくいかない相場ではコツコツ小さく負け続けますが、思惑通りに行けば含み益を担保代わりに結果的に大きく相場を張り勝負をすることができるため非常に優れた戦略です。
思惑方向に動いているということは当然仕掛けの方向性が正しいという事であり、玉を増すのは理にかなっています。
思惑通りの方向とは逆行しているのに積み増すナンピンとは逆の戦略です。(私はナンピンをしませんが、もし自身で統計を取って期待値が正のナンピン戦略を構築しているのならばそれはそれで良いと思います。ただしロスカットはどこかで必ず行う必要があります)

これをやってみるとわかるのですが、たまに来る大きな波で含み益が加速的に増加します。
まさにナンピンを繰り返し逆行し地獄行きの状況とは逆です。
個々の仕掛けのリスクは非常に小さくても思惑通りの方向に動きポジを積み重ねることで大きく相場を張ることができるのです。
勝率やドローダウンを考慮すると大きく相場を張れない損小利大の手法にとってピラミッティングは攻撃力を倍増させる有効な戦略です。

どのタイミングで積み増しするのかというのは私の場合単純にホールド中でも新規に仕掛けのサインが出たら仕掛けをするという取り決めにしています。
最初のポジが順行し追加仕掛けをしたが、それがロスカットになり結果最初の仕掛けの含み益が帳消しなんてことも頻繁にあります。
これは既にある含み益を消したくないという人間の本能に強烈に逆らうものであり、自分自身で統計を取っていないとまず継続することができません
更に、大きくなったポジションの含み益は一時的な調整による逆行でガクンと減ってしまい、これもすぐに利食いしたくてたまらなくなってしまう原因です。
体感的な話ですが含み益は加速的に増加する分その逆もということです。

優位性のある戦略とは常人には精神的にやり難いものです。
ですから実行する場合は再生ソフトなどを利用し、過去のチャートで仕掛けと手仕舞いの条件を仮定したうえで数多くの売買をこなした収益などのデータを出さなくてはなりません。
それで期待値、ドローダウンなどを勘案し適切なリスクで相場を張り続けるのです。
自分のルールを信頼していなければ継続できずすぐに他にもっと楽な方法は無いものかとノウハウジプシーとなります。
現に私もシステム通りにやってりゃうまくいったものを余計な相場観を働かせて収益を減少させるという事を何度もやりました。
優位性のある手法はただそのままやるだけでも精神に打撃を与え続け、難易度が非常に高いのです。
ですがどうやっても値動きを読みトレードの精度を高めるといった天才的才能は持ち合わせていない自分はもうこうするしかやりようがなかったのです。
そして辛く、やり難いのがトレードというゲームなんだと割り切っています。
楽に、安全に、ストレスなく、片手間に、そんな生易しいものとは無縁のゲームなのです。


【補足】 お勧めの本

~タートル流投資の魔術~




私に多大な影響を与えた本であり、この本が今では私の一番のバイブルと言えます。
値段も他のトレード本に比べると安いですし、私のブログを読み続けていただいている読者でもしまだ読んだことがなければぜひ読んでみてください。




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時間軸を多く見すぎない
私の場合複数時間軸を見てトレードしていますが、そうはいっても結局単一の時間軸に沿ってトレードしています。
例えば4時間足のトレンドをメインとしていて上有利なチャートだと判断したとすると、1時間足が全く買えるチャートでなくても買いを考えます。
1時間足は必然的にローソク足の値幅が4時間足よりも短いので、ローソク足でトレードする私としてはロスカット幅を狭くすることができるというわけです。
2つの時間軸を見ていても結局4時間足のトレンドに従うのみで、その気になれば4時間足単一でもトレード可能です。
日足をメインにして4時間足を執行時間軸にしても同じことが言えます。

複数の時間軸を見て全部の方向性が一致してから仕掛けようとすると仕掛けるポイントが激減します。
ましてや4つも5つも時間軸を見ても複雑化しトレードの難易度を劇的に上げるだけです。
大局で判断しすぎてドツボにハマるというわけです。
例えば4時間足をメインとしていても、4時間足は下有利だけど日足は上向きの25MAタッチで止まるかもしれないな…1時間足は上を向いているな…売るのはやめておこうかな…などと見送る理由を次から次へと作ってしまいます。
結局どこも仕掛けることができません。
そもそも全ての時間軸の方向性が一致しているときは過去最高値を更新しているか最安値を更新している時のみです。
他の時間軸を気にしているとトレードできなくなります。

日足25MAで止まりそうだから売るのを見送る…だったら日足25MAで高い確率で毎回必ず止まるのでしょうか??そんなことはありませんね。
止まるときもありますが、ピッタリで毎回止まるほど単純ならば相場は苦労しません。
冷静に考えればわかることですが、少しでも損失を排除したいという感情がそう判断させてしまいます。
リターンとはリスクを取ることによって得られるものなのに、限りなくリスクを排除しようとするわけです。
逆に25MAで反発すると思い込んで買った買い方が下げ止まらずに投げる下落を取ってやろうという発想もできるわけですが、自分が損したくない一心で見送る理由をもっともらしくつけてしまうのです。
私も以前の相場日誌を読み返してみると、トレードを見送る理由は一見論理的に考えているようで、実は単に損失を抑えたいという不安・恐怖の感情によるものでした。
仮に高い確率で止まるとしても、残りのケースで大きく取れればいいわけです。
高確率かどうかよりも重要なことは期待値なのです。
ですが損失を避けているうちは高確率高精度のトレードをしたいと数多くの時間軸を見るなりテクニカル指標を見るなりしてトレードを複雑化してしまうのです。

それよりはシンプルに絞ったほうが仕掛ける箇所も増えますしトレードの判断がしやすくなります。
トレードの条件を厳しくしすぎると試行回数は減り確率が働くまでの期間も増え、判断も難しいものになってしまいます。
高勝率のトレードがしたいのならばそのようなシステムを作ってしまいトレードする分には良いのですが、裁量判断や直感で高確率に持っていこうとすると正解探しのゲームとなりドツボにハマります。
思うようにいかずどんどん複雑化し、余計にもがき苦しむ負のスパイラルです。
時間軸の数に限らずテクニカル指標などもとにかくシンプル化し、トレードの判断に迷いが生じず適切な試行回数を保てるようなスタイルが望ましいのです。



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