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統計を取る材料はテクニカル指標に限らない
統計を取るというとどうしてもテクニカル指標を材料にするというイメージがあるかもしれません。
確かにテクニカル指標はコンパスとして役に立ちます。
何の指針も持たずに統計を取るよりはそういった客観的なパラメーターが必要になります。
例えば短期の移動平均が長期の移動平均よりも上にあれば買い方針(売りは逆)だと仮定して、実際に何がどうなったらエントリーしてどうなればイグジットするのか。
このような事を検証するのにテクニカル指標は利用したりします。

しかし、何も統計を取るのに使うのはテクニカル指標に限りません。
どうも自分がエントリーしてロスカットにかかった後に最初建てていた方向に飛ぶことが多い。
だったら一度目のサインを見送って2度目以降に従うという条件でバックテストしたらどうか?
テクニカル指標は関係ありませんがこんな発想もできます。
この場合トントン拍子で仕掛けが決まる強いトレンド相場では置いて行かれるがその他の相場では損失を軽減できるということもあり一長一短です。(私は行くと決めていたら構わず一発目から仕掛けますけどね(笑))
統計を取ってみて期待値とドローダウンを考慮し納得すればテクニカル指標に関係ないことも採用すればいいのです。
また、以前ロスカットが3連続したらその日はトレードをやめようと考えていたこともありましたが、それも実際にその通りにしたら収益がどうなるのか検証してみればいいのです。
単に気分的な問題で確率に必要な試行回数を減らしてしまうだけなのか?それとも結果が良くなるのか?検証すればわかります。
他にもFXの場合指標発表時は見送るのか?先物の場合SQは荒い動きになる傾向があるからと言って見送るのか?個別株の決算発表時はどうするのか?
FXはロンドンタイムからがやりやすいと言われているがアジア時間はどうなのか?
ロスカット幅はテクニカルストップでなく機械的に●●pipsといったテクニカル関係ないストップならばどうなるのか?
こういった事も全部統計を取ってみれば一発で分かります。

自分のシステムが仮決定でもいいので決まっているのならテクニカル指標に限らずアイデアが湧いたらその条件で統計を取り検証するのです。
実際検証は多くの時間を要するので私もまだ検証しきれていないことが山積みです。
今までで検証したデータでなんとか形にできた手法でトレードしていますが、時間があれば今後も検証していきたいですね。(完璧を求めず妥協することも大切です。相場で完璧などありえませんから)

注意することはその条件が曖昧でなく客観的なもので、更に十分な母集団の数があるかどうかということです。
例えば個別株で機械的に寄り付きに仕掛けて引けなどに手仕舞いした収益結果を検証したとします。
この場合寄り付きの朝9時に仕掛けるというのは客観的で人により解釈が変わるという事がありませんし、チャンスは毎日ありますし他の銘柄も合わせれば充分な数があります。
指標発表や決算発表などもそれ自体が存在するという事は事実ですし、日々何かしらあるのでひとくくりにしてしまえば充分な数があるでしょう。
指標発表でのトレードを控えるのか普通に行うのかという事は検証できます。
ですが指標発表や決算発表で「良い結果だった」「悪い結果だった」というのは何を持って良いか悪いかが曖昧ですし、そもそも過去と全く同じ経済状況や決算の結果ということは皆無ですので母集団の数がその時その時たった1回しかないということになります。
そうなると統計の取りようがありません。
ニュースで政治リスクがあり危険だ!と評論家が叫ぼうが、その時と何から何まで全く同じ政治リスクという状況は過去には絶対にありえないので統計の取りようがなく確率を求めることは不可能なのです。

私がファンダメンタルを殆ど気にしないのはこのような理由です。
統計の取りようがないのですね。
かといってテクニカル指標も統計を取るためのコンパスに利用するだけであり先の値動きを予測できるツールだとは微塵も思っていません
所詮価格から後付けされたパラメーターですし。
ですから私はファンダメンタル信奉者でもテクニカル信奉者でもない統計と期待値を基軸としたトレーダーなのだと思います。

ただし期待値を度外視する例外があります。
それはロスカットにより損失を限定させるという事と、流動性の高い金融商品でトレードするという事です。
統計はあくまで過去のデータであり、歴史が塗り替えられるような大変動が起きて破産してしまえば元も子もありません。
また、いくら良いデータが出てもいざという時に買い手や売り手がスカスカでとんでもない価格で決済しなくてはならないというのでは投機として不向きです。
私がマイナー通貨や売買代金が少ない個別株は一切トレードしないのもこのような理由です。
そのような例外もありますが、確率論に基づきトレードするならば軸となるのは客観的なデータです。
アイデアがあれば噂やニュースに惑わされずに自分で検証してみましょう。


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