2023-01-24(Tue)
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2022-12-15(Thu)
FX、株、先物などのトレードはゼロサムゲームなのか?
結論から言うとマイナスサムゲームです。
株や先物は手数料がかかりますが、FXは手数料無料です。
実際殆どの業者は手数料無料を謳っています。
しかしスプレッドというコストがエントリーした瞬間に発生しているのです。
例えばスプレッド1.0pipsだと10万通貨約定するごとに1000円のコストがかかっています。
これが積み重なるとかなり大きな額となります。(もちろん株や先物にもスプレッドはあります)
更にスリッページがあります。
エントリーは指値で行うトレーダーもいるかもしれませんが、損切りは基本的に逆指値です。
逆指値を出しておかないと逆方向の急変動に巻き込まれた場合破産するからです。
逆指値はレートが〇〇〇に達したら成行注文という形式となるので。成行で約定するとかなりの確率でスリッページが発生します。
このスリッページの額の記録をつけていますか?
普段の取引をエクセルにつけていれば簡単に計算できます。
約定通貨数とスリッページの幅を使った計算式を入力しておくだけです。
私の場合エントリーはほぼ逆指値なので、利食い以外はスリッページが発生することが多いです。
スプレッド、スリッページ、これら全てのコストを計算すると結構びっくりする額となりますよ。
私の場合過去データを検証する段階でスプレッドは織り込み済みなのですが、スリッページは実際取引しないとわからないので推測で差し引くようにしています。
経験上だいたい1取引につきGBP/JPYだとエントリーとイグジットのセットで0.5pips程度といった感覚です。
これを計算するとスリッページだけで年利ベースで10%以上ダウンします。
GBP/JPYだとスプレッドは0.9~1pips程度なのでスリッページの倍のコストがかかりますね。
これらのコストを上回る収益を出さなくてはならないのでトレードは難しいのです。
私は損小利大を推奨していますが、コツコツドカンでこれらのコストを上回る収益を出すのはかなり難しいのではないでしょうか?
コストをカバーするという意味でも損小利大は強いのです。
コストがかかると言っても宝くじ、競馬に比べたらまだマシではないでしょうか?
他の公営ギャンブルに比べればFXのコストは少ないはずです。
FXは取引するごとにコストがかかりますが利益の〇〇%を持っていかれるという形式ではないので、トレンドが強く大きく儲かった年は収益に対しコストの割合が下がるという特性があるからでしょう。
FXを選んだ時点で他のギャンブルをやるより遥かに有利なスタート地点に立っているのです。
しかしFXは自分でポジションサイズを決めてしまえるという諸刃の剣があるので気軽に参入して破産するトレーダーが後を絶たないのです。
FXはマイナスサムゲームです。
しかし他のギャンブルに比べたら非常に優良なギャンブルです。
娯楽や一攫千金狙いでFXをするのではなく、ビジネス、資産運用の場として取り組んでいきましょう。
結論から言うとマイナスサムゲームです。
株や先物は手数料がかかりますが、FXは手数料無料です。
実際殆どの業者は手数料無料を謳っています。
しかしスプレッドというコストがエントリーした瞬間に発生しているのです。
例えばスプレッド1.0pipsだと10万通貨約定するごとに1000円のコストがかかっています。
これが積み重なるとかなり大きな額となります。(もちろん株や先物にもスプレッドはあります)
更にスリッページがあります。
エントリーは指値で行うトレーダーもいるかもしれませんが、損切りは基本的に逆指値です。
逆指値を出しておかないと逆方向の急変動に巻き込まれた場合破産するからです。
逆指値はレートが〇〇〇に達したら成行注文という形式となるので。成行で約定するとかなりの確率でスリッページが発生します。
このスリッページの額の記録をつけていますか?
普段の取引をエクセルにつけていれば簡単に計算できます。
約定通貨数とスリッページの幅を使った計算式を入力しておくだけです。
私の場合エントリーはほぼ逆指値なので、利食い以外はスリッページが発生することが多いです。
スプレッド、スリッページ、これら全てのコストを計算すると結構びっくりする額となりますよ。
私の場合過去データを検証する段階でスプレッドは織り込み済みなのですが、スリッページは実際取引しないとわからないので推測で差し引くようにしています。
経験上だいたい1取引につきGBP/JPYだとエントリーとイグジットのセットで0.5pips程度といった感覚です。
これを計算するとスリッページだけで年利ベースで10%以上ダウンします。
GBP/JPYだとスプレッドは0.9~1pips程度なのでスリッページの倍のコストがかかりますね。
これらのコストを上回る収益を出さなくてはならないのでトレードは難しいのです。
私は損小利大を推奨していますが、コツコツドカンでこれらのコストを上回る収益を出すのはかなり難しいのではないでしょうか?
コストをカバーするという意味でも損小利大は強いのです。
コストがかかると言っても宝くじ、競馬に比べたらまだマシではないでしょうか?
他の公営ギャンブルに比べればFXのコストは少ないはずです。
FXは取引するごとにコストがかかりますが利益の〇〇%を持っていかれるという形式ではないので、トレンドが強く大きく儲かった年は収益に対しコストの割合が下がるという特性があるからでしょう。
FXを選んだ時点で他のギャンブルをやるより遥かに有利なスタート地点に立っているのです。
しかしFXは自分でポジションサイズを決めてしまえるという諸刃の剣があるので気軽に参入して破産するトレーダーが後を絶たないのです。
FXはマイナスサムゲームです。
しかし他のギャンブルに比べたら非常に優良なギャンブルです。
娯楽や一攫千金狙いでFXをするのではなく、ビジネス、資産運用の場として取り組んでいきましょう。
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2022-11-09(Wed)
私は初心者の事からいきなり裁量トレードを勉強し始めましたが大きな間違いでした。
裁量トレードは技術を磨けば安定して稼げるような錯覚に陥ったためです。
値動きを読む精度を上げるという考えが今思えば無理難題もいいところであり、自分で自分の首を絞める愚行だったのです。
ネットなどの情報を見渡すと、
「そのまま機械的に行っただけで勝てる方法は存在しない」
「裁量トレードは安定したリターンを得ることが出来る」
などといった意見や宣伝などがしばしば見られます。
だからといって安易に裁量トレードで儲ける方法を身につけようとしだすと、何年も何年も勝てずに苦しむ、努力が全く報われないという結果になりかねません。
まずトレードはダイレクトにお金の増減が絡んでくるという要素があり、正常な判断を狂わしてきます。
ちょっとの値幅ですぐチキン利食いする。
損失を確定させたくなくて損切りできない。
ポジポジ病になる。
エントリー恐怖症になる。
このような負けパターンに繋がる行動は金銭の増減に影響されて引き起こされるものです。
気合や根性ではどうにもなりません。
初心者は、ましてや経験をかなり積んだトレーダーですら金銭の増減が及ぼす影響を完全に排除することができません。
結果、初心者の裁量トレードはただのヤマ勘トレードと変わらなくなるのです。
更に、値動きの未来は絶対にわかりません。
読む力をつけるなどということは烏滸がましい行動です。
どんなにテクニカル指標を持ち出して精密に分析しても決してチャートの先はわからないのです。
大抵のトレードの情報商材やオンライン塾などは裁量トレードを推奨してくると思います。
システムトレードはドローダウンがあるので安定的に勝つことはできません。
なので、裁量トレードというわけです。
しかし裁量トレードは「このルールをそのままやるだけでは勝つことは出来ない。エントリーポイントを取捨選択できる技術が必要である」という条件付きです。
そしてこの技術の習得がいつまでも身につかず永遠に苦しむこととなります。
実際勝率70%を謳いながらそのルールを過去チャートで検証したら勝率3割台でしかも期待値大幅マイナスなんてのもありました。
都合よく負けるトレードを見送るという実現不可能な技術がないと勝てないのです。
再読する価値もないようなゴミ商材もありますが、そこそこまともな内容のものだと資金管理、テクニカル分析の基礎などをしっかり教え、「退場するレベル」から「生き残るレベル」まではレベルアップ可能なものもあります。
しかし「生き残るレベル」から口座残高の「金を増やすレベル」には到達できません。
サブスクのような形式ならば他人の裁量トレードなど再現し続ける事は不可能なのでいつまでも会費を搾取できます。
いつまでもこの方法で勝てないと文句を言っても「トレードの精度を上げる訓練が必要」と言って、チャート再生ソフトなどでもっともらしい訓練方法を教え言い逃れできます。
裁量トレードなので後付けでどうにでも勝つ道筋を解説することもできます。
このような学習環境で日の目を見ることは無いでしょう。
ではどうすれば良いのか?
くどいほどこのブログで繰り返し述べていますが、期待値が正のシステムを作ることです。
既にテクニカルの基礎を身につけ、資金管理も適切に行う力があるのならこのステップを乗り越えれば「金を増やすレベル」まであと一歩です。
「機械的にやり続けるだけで勝てるわけがない」という意見もありますが、大数の法則が働くまで試行回数をこなせば利益になる可能性が高いルールと言うものはあります。
少なくとも勝てない裁量トレードを続けるよりは余程勝算は高いものとなります。
どんなルールでもいいので、厳密な条件でエントリー・イグジットを繰り返し、大数の法則が働く回数までのデータを集める事から始めるのです。
いきなり勝つルールを見つける必要はありません。
そもそも大数の法則が働く回数は確率分母の300倍と言われます。
3回に1回勝てる、つまり勝率が3分の1ならば、分母の3×300で900回の試行回数が必要です。(私の手法の場合勝率は3割ですが大きく動く相場環境が定期的にやってくる恩恵を受けるせいか、なぜかだいたい300~400回くらいで安定した収益となります)
大量の試行回数が必要なのにたった50回のデータを取っただけマイナスとなったのを見て「これは使えなさそうだな」と放り出してはいつまでもルールを作ることはできません。
だから数百回分の大量のデータを積み上げるまで投げ出さずに取り組む必要があります。
検証結果が大きくマイナスになっても良いのです。
むしろ大きくマイナスならばその逆の発想を組み込んだらどうなるか?などと考えることもできます。
私も今のルールを作り上げるまで途方もない時間を要しました。
今のルールの原型が出来上がったのは確か7年ほど前なのですが、そこから何度も改良を加え大幅にアップデートしています。
今でも日々検証作業をしています。
誤解のないよう付け加えると、全ての情報商材やオンライン塾などを「無駄だ!」と罵倒する気はありません。
「退場するレベル」から「生き残るレベル」になることも非常に大切だからです。
退場さえしなければ失敗してもやり直しができるので、その水準まで成長することだけでも価値のあることです。
しかし、運営側としては利益を出すために売れるよう工夫することは当然であり、初心者が飛びつく高勝率を謳う、いつまでも再現不可能なルールで会費を搾取する、後付けで儲けていると見せかける売買譜を作り出すなど、様々な工夫を凝らすことでしょう。
なので、搾取されないためにも「生き残るレベル」になったのならそういったものはさっさと卒業して自分のルールを作り出す必要があります。
もし他人の裁量トレードルールを学んで勝てるようになったのだとしたら、それは他人の真似でなく自発的に自分のルールをしっかりと構築し、開眼した事が理由でしょう。
他人の物真似をしようとしても10年経っても勝てるようにはなりません。
どんなにチャート再生ソフトで訓練しようとシステムが定まっていないならばいつまでも勝てません。
現在、損切りしようと思っても躊躇してしまう、損切りの逆指値を引き下げてしまう、そもそも損切りの逆指値を発注すらしていないという「退場するレベル」のトレーダーならば他人から基礎を学ぶという姿勢で良いでしょう。
しかしテクニカルの基礎知識はある、資金管理もばっちりなのに勝てないというトレーダーは次のステップへ進む必要があります。
踏み出さないままでいるといつまでも「生き残るレベル」で停滞し続けます。
裁量トレードは技術を磨けば安定して稼げるような錯覚に陥ったためです。
値動きを読む精度を上げるという考えが今思えば無理難題もいいところであり、自分で自分の首を絞める愚行だったのです。
ネットなどの情報を見渡すと、
「そのまま機械的に行っただけで勝てる方法は存在しない」
「裁量トレードは安定したリターンを得ることが出来る」
などといった意見や宣伝などがしばしば見られます。
だからといって安易に裁量トレードで儲ける方法を身につけようとしだすと、何年も何年も勝てずに苦しむ、努力が全く報われないという結果になりかねません。
まずトレードはダイレクトにお金の増減が絡んでくるという要素があり、正常な判断を狂わしてきます。
ちょっとの値幅ですぐチキン利食いする。
損失を確定させたくなくて損切りできない。
ポジポジ病になる。
エントリー恐怖症になる。
このような負けパターンに繋がる行動は金銭の増減に影響されて引き起こされるものです。
気合や根性ではどうにもなりません。
初心者は、ましてや経験をかなり積んだトレーダーですら金銭の増減が及ぼす影響を完全に排除することができません。
結果、初心者の裁量トレードはただのヤマ勘トレードと変わらなくなるのです。
更に、値動きの未来は絶対にわかりません。
読む力をつけるなどということは烏滸がましい行動です。
どんなにテクニカル指標を持ち出して精密に分析しても決してチャートの先はわからないのです。
大抵のトレードの情報商材やオンライン塾などは裁量トレードを推奨してくると思います。
システムトレードはドローダウンがあるので安定的に勝つことはできません。
なので、裁量トレードというわけです。
しかし裁量トレードは「このルールをそのままやるだけでは勝つことは出来ない。エントリーポイントを取捨選択できる技術が必要である」という条件付きです。
そしてこの技術の習得がいつまでも身につかず永遠に苦しむこととなります。
実際勝率70%を謳いながらそのルールを過去チャートで検証したら勝率3割台でしかも期待値大幅マイナスなんてのもありました。
都合よく負けるトレードを見送るという実現不可能な技術がないと勝てないのです。
再読する価値もないようなゴミ商材もありますが、そこそこまともな内容のものだと資金管理、テクニカル分析の基礎などをしっかり教え、「退場するレベル」から「生き残るレベル」まではレベルアップ可能なものもあります。
しかし「生き残るレベル」から口座残高の「金を増やすレベル」には到達できません。
サブスクのような形式ならば他人の裁量トレードなど再現し続ける事は不可能なのでいつまでも会費を搾取できます。
いつまでもこの方法で勝てないと文句を言っても「トレードの精度を上げる訓練が必要」と言って、チャート再生ソフトなどでもっともらしい訓練方法を教え言い逃れできます。
裁量トレードなので後付けでどうにでも勝つ道筋を解説することもできます。
このような学習環境で日の目を見ることは無いでしょう。
ではどうすれば良いのか?
くどいほどこのブログで繰り返し述べていますが、期待値が正のシステムを作ることです。
既にテクニカルの基礎を身につけ、資金管理も適切に行う力があるのならこのステップを乗り越えれば「金を増やすレベル」まであと一歩です。
「機械的にやり続けるだけで勝てるわけがない」という意見もありますが、大数の法則が働くまで試行回数をこなせば利益になる可能性が高いルールと言うものはあります。
少なくとも勝てない裁量トレードを続けるよりは余程勝算は高いものとなります。
どんなルールでもいいので、厳密な条件でエントリー・イグジットを繰り返し、大数の法則が働く回数までのデータを集める事から始めるのです。
いきなり勝つルールを見つける必要はありません。
そもそも大数の法則が働く回数は確率分母の300倍と言われます。
3回に1回勝てる、つまり勝率が3分の1ならば、分母の3×300で900回の試行回数が必要です。(私の手法の場合勝率は3割ですが大きく動く相場環境が定期的にやってくる恩恵を受けるせいか、なぜかだいたい300~400回くらいで安定した収益となります)
大量の試行回数が必要なのにたった50回のデータを取っただけマイナスとなったのを見て「これは使えなさそうだな」と放り出してはいつまでもルールを作ることはできません。
だから数百回分の大量のデータを積み上げるまで投げ出さずに取り組む必要があります。
検証結果が大きくマイナスになっても良いのです。
むしろ大きくマイナスならばその逆の発想を組み込んだらどうなるか?などと考えることもできます。
私も今のルールを作り上げるまで途方もない時間を要しました。
今のルールの原型が出来上がったのは確か7年ほど前なのですが、そこから何度も改良を加え大幅にアップデートしています。
今でも日々検証作業をしています。
誤解のないよう付け加えると、全ての情報商材やオンライン塾などを「無駄だ!」と罵倒する気はありません。
「退場するレベル」から「生き残るレベル」になることも非常に大切だからです。
退場さえしなければ失敗してもやり直しができるので、その水準まで成長することだけでも価値のあることです。
しかし、運営側としては利益を出すために売れるよう工夫することは当然であり、初心者が飛びつく高勝率を謳う、いつまでも再現不可能なルールで会費を搾取する、後付けで儲けていると見せかける売買譜を作り出すなど、様々な工夫を凝らすことでしょう。
なので、搾取されないためにも「生き残るレベル」になったのならそういったものはさっさと卒業して自分のルールを作り出す必要があります。
もし他人の裁量トレードルールを学んで勝てるようになったのだとしたら、それは他人の真似でなく自発的に自分のルールをしっかりと構築し、開眼した事が理由でしょう。
他人の物真似をしようとしても10年経っても勝てるようにはなりません。
どんなにチャート再生ソフトで訓練しようとシステムが定まっていないならばいつまでも勝てません。
現在、損切りしようと思っても躊躇してしまう、損切りの逆指値を引き下げてしまう、そもそも損切りの逆指値を発注すらしていないという「退場するレベル」のトレーダーならば他人から基礎を学ぶという姿勢で良いでしょう。
しかしテクニカルの基礎知識はある、資金管理もばっちりなのに勝てないというトレーダーは次のステップへ進む必要があります。
踏み出さないままでいるといつまでも「生き残るレベル」で停滞し続けます。
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