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まずいトレード学習法の例 (私の体験談も含めて)
昔私はエントリーポイント帳なるものを作っていました。
いつものような日足-4時間足-1時間足-15分足の4分割チャートを1日ごとに印刷し、綺麗にトレンドが出ている時、大きな利益になるポイントを記録していたのです。
この利益になるポイントだけを記録というのがまずかったのです。

利益になるポイントでトレードすること=正しい事である、正解である…と思い込んでしまうのが問題です。
なぜならばどこが大きく利益になるポイントかということは事前にはわからないし、ロスカットになってしまったトレードは“正しくない事、不正解”という思い違いをしてしまうからです。

利益になるポイントがテストでいうところの“正解”であり、この正解を追い求めてトレードをし続けるとどうなるか?
行き着く先はエントリー恐怖症です。
不正解を選ぶ事を恐れ、正解のみを選び出すスキルを追求する。
しかしそんなことは未来予知能力でもない限り絶対に不可能なのです。
結局間違い、不正解を嫌うあまりどこもエントリーできなくなり試行回数が激減します。
チャンスをひたすら待って待って待って、やっと到来したチャンスがロスカットになろうものなら逆上しかねません。
熱くなってルール無視のトレードを繰り返し、一貫性も何もあったものではなくなります(過去の私です)。

エントリーポイント帳を作りたいのならロスカットになるトレードも全て含めての、かつシステマチックな仕掛けのものにすべきです。
裁量売買は正確な期待値がわからないのでまずシステムトレードを検証すべきです。
中途半端に知識をかじっただけの初心者の裁量判断はただの山勘なのです。
期待値がプラスのルールに従ったシステマチックなエントリーポイント帳。
これならば正解集と見なして構いません。
答え合わせに使えます。
トータルで利益になればよいのだからロスカットになったトレードも正解であり、ルールにない仕掛けは例え利益になっても不正解。

裁量トレードをやりたいのならこの期待値がプラスのシステムに縛られた範囲で裁量トレードを行えばよいのです。
実際私もそうしています。
過去に都合よく利益になったポイントだけ記録したエントリーポイント帳が絶対的な正解と見なして学習していた頃は全く再現性がありませんでした。
不正解を避けるあまり、ロスカットになる度に膨大な反省を日誌に書き続けました。
今思えばひどい答え合わせです。
ロスカットになる度に毎回“こういう局面は次からは見送りたい”と書き続ける。
これが溜まると結局どこもエントリーできなくなるのですね。
トレードで試行回数は大数の法則を働かせるために必須なのですが、回数を極限まで絞って行うトレードスタイルは確率のゲームではなく当て物になってしまいます。
当て物で勝ち続けることは再現性がないのですね。

トレードは数学と違い絶対的な正解というものがありませんので自分で規律を作らなくてはなりません。
他人の手法を参考にしたり真似しようしたりとしても、結局それを自分の性格やライフスタイルに合わせカスタマイズし習熟していくのは自分自身です。
普通の人は日常生活で確率を意識して行動することはほぼ無いと思われます。
しかし相場の世界はその非日常が当たり前なのです。
その罠に嵌り続けてしまわないよう当ブログの記事が少しでもヒントになれば幸いです。


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FXでの検証作業の注意点
度々トレードで勝つには検証が重要だと書き続けていますが、本日は検証作業における注意点をいくつか書いてみたいと思います。

まず、基本的には再生ソフトで先の見えないチャートで行う事。
役に立たない情報商材などを買うお金があるのならFOREX TESTERは絶対に買うべきです。
情報商材やパンローリングの本をたくさん読んでも勝てるようにはなりません。
最大の教科書は過去の値動き(チャート)と自分の売買履歴です。
これに勝る教科書は無いのです。
自分の手法を試運転するには再生ソフトが不可欠です。
暫定的なルールのヒントとして書籍を読むのは良いですが結局一番時間を要するのは検証作業なのです。
ちなみにメンタルはルールを作った後の話なので、期待値がプラスのルールを作っていない段階のトレーダーはメンタル本など読む必要はありません。

機械的なシステムを検証したいのならばMT4でも充分かもしれませんが、慣れていないと自分の都合の良いように売買ポイントを改変してしまう可能性があります。
グーンと上がっている場面だけはしっかり買いと記録しているのに横ばいの最中はサインが出ているのにも関わらずスルーしてしまっていたりというようにです。
慣れないうちは検証は全て再生ソフトを利用した方が良いでしょう。
どのみち実践では先の見えないチャートで行うのです。
先が見えない状態で手法を使えるようにしないと再現性がありません。

検証作業は必ずエントリーごとに最低でも日付、時刻(時刻は大雑把で良い)、エントリー価格、損切り価格、枚数、最大順行価格、利食い決済価格をパターン別にいくつか記録していきましょう。
いくつかは簡単なエクセルの知識があれば自動計算が可能になります。
そもそも私はパソコンに詳しい方ではないのでネットでエクセルの計算式について頻繁にググって調べました。
できるだけ手間は省きたいですからね。

よくトレードで「確率」が重要だと言うと「上がる確率の高い時に買う、下がる確率の高い時に売る」という勘違いが起きます。
相場が上がる確率、下がる確率、天井を出す確率、底打ちする確率なんてものは使えませんよ。
上がるなら自分のロスカットラインにヒットせずに、更に利食いに価格に到達するほど上がらなくては利益になりません。
下がるなら自分のロスカットラインにヒットせずに、更に利食い価格に到達するほど下がらなくては利益になりません。
ですから手仕舞い込みでデータを取る必要があるのです。

以上を踏まえ注意点をいくつか挙げていきます。


・最初は期待値がプラスのルールを作ろうと考えなくてよいのでとにかく長期間のデータを取るつもりで継続すること

よくあるのが20~30回程度の売買ポイントの記録で負けが続き「こりゃ使えねーな」と検証をやめてしまい次のルールの検証に移行することです。
まずシステムというものは万能のものは絶対にありません。
負けが続くドローダウンの期間は必ずあります。
ですから投げ出さず記録を取り続けてください。
更に確率というものは数百回の母集団がないと機能しません。
相場環境も上昇相場、下落相場、横ばい相場全てを含む期間を検証しなくてはなりません。
でないと2013年のアベノミクス相場のように極端に偏りのある相場で利益になっても他の年では全然ダメだということになりかねません。
検証する以上途中で投げ出さず最初に決めた期間は必ずデータを集め続けるという根気が必要です。

・BIDとASKのスプレッドを考慮

FXの場合MT4はBIDレートでチャートが作られています。
新規で買う場合はASKレートで買うことになるのでスプレッド分をプラスさせる必要があります。
決済売りの手仕舞いもスプレッド分を差し引かなくてはなりません。

スプレッドが1pipsの場合、例えばチャート上で150.100が買い価格だとしても実際は150.110で買いと記録することとなります。
売りの手仕舞いも、利食い指値が150.100だとしたらチャート上の価格が150.090にならないと利食いは約定しません。
スプレッド分を考慮しないと実は利食い価格で約定していないのに利益になったと記録されてしまい、つもり重なると期待値が狂ってしまいます。

・基本的にテクニカル指標は確定後に判定する

例えばMACDがゼロライン以上では買うルールとします。
実践ではあと少しでゼロラインより上になりそうな場合、指標がピコピコ動くこととなります。
未確定の場合は一時的にゼロラインより上になっていたとしてもそれ以前の状態で相場環境を判断します。
まあ当たり前と言っては当たり前なことなのですが、特に止まったチャートで検証する場合はこの事が重要です。
未確定で判断するとデータにズレが生じる可能性があるからです。

・つつみ足は注意

つつみ足がエントリーポイントに絡むとわかりづらい場面がたまにあります。
例えばローソク足を2pips切り上げで買うエントリールールだがつつみ足で上下に振っていて、その足は始値から下落してから上昇のつつみ足なのか、それとも始値から上昇した後下落し、更に上昇したつつみ足なのか。
為替であればFOREX TESTERで1分足などを見ればよいですがデータ欠損があった場合や、為替以外の銘柄の場合は不明なことがあります。
そのように迷った場合は全て自分に不利なデータを入力しておきましょう。
このつつみ足では一度ロスカットになった後入り直したというように、損失の多い状況で記録しておきます。
どのみち実践ではついルールにない余計なことをやってしまったり指標発表で逆指値が大きく飛んだりと様々な負の要素があるのです。
ですからバックテストはできる限り自分に不利な記録をしておくくらいが丁度良いでしょう。


・トレード可能な時間帯を考慮する

データを取るといっても自分が場を見れない時間帯は実践ではエントリーできません。
「期待値がプラスのルールができた!」と意気込んでいても、そのデータは平日24時間相場を見続けること前提のデータで、実際は仕事から帰った後ニューヨーク時間しかトレードできないとなれば実践と大きな差が出てしまいます。

対応策としては2つ。
1つめはデータ上は全ての時間帯で検証するが、後からエクセルの機能で時刻順に並び替え、トレードできない時間帯のエントリーは削除したうえで期待値を算出する。(削除する前にコピー機能などでバックアップしておきましょうね)
こうすれば実践に生かせるデータとなります。

2つめは、最初からトレード可能な時間帯に絞って検証する。
私の場合はこの方法です。
朝8時半(MT4では夏時間は2:30、冬時間は1:30)から夜12時(MT4では夏時間は18時、冬時間は17時)までエントリー可能という設定で記録しています。
もちろん何らかの理由で場を見れていない時もありますが…
ですがエントリーチャンスが来そうな時はなるべくPC前にいるようにしています。

あと就寝後の対応も考えておきましょう。
私の場合夜12時以降は就寝と仮定していますので、その後トレイリングストップの価格変更は場を見ることができず不可能となります。
それを配慮したうえでトレイリングストップ価格などを記録しています。
もちろん持ち越さずに12時で成り行き決済というようなルールもアリですね。

・実践ではほぼ確実に算出した期待値より下回ると考えておく

MT4はBIDレートですが指標発表でASKが広がり約定できていないケース、あるいは売りポジションが実は振り落とされているといったケースもあります。
過去の指標発表時刻まで全て調べるのは途方もない時間がかかり不毛です。
通常時も逆指値の滑りなどのスリッページは頻繁に発生します。
他にも連敗で心が折れてトレードを見送ったりいつもより少ない枚数で張ってしまい機会損失、取り返そうと熱くなって大きな玉で張ってしまう、直近の負けを引きずりチキン利食いしてしまう、等々ルール違反の事例を挙げればキリがありません。
また、体調不良でトレードを休んだり用事や旅行などでトレードできない日もあったりするわけです。
ですから実践では理論上の期待値の半分程度になれば充分だとくらいに思っておきましょう。
優位性のあるルールというのは人間の本能に強烈に逆らうものであり最初からルール通りになんてできませんからね。
必ず感情が邪魔をします。


いくつか検証の注意点を挙げてみました。
参考になれば幸いです。

検証作業は地道で面倒ですが勝てるようになるには必須作業です。
でないといつまでも「相場を当てないと勝てない」状態です。
ですが相場を当て続けることなどできないのです。
そして負けるたびにルールをころころ変えていつまでも軸が定まらないことになります。
それよりも個々のトレード結果に捉われず期待値を味方にしてトータルで勝てる状態を目指しましょう。
これは再現性があります。
相場を予想したり相場観が優れていないと勝てないという事はありません。
これに気づいて私はパンローリングの本などは殆ど売り払ってしまいました。
役に立つのは過去の値動きと自分の売買記録だけです。
それ以外は雑音だと徹底しています。
ファンダメンタルや経済など全く考慮していません。
全ては値動きに反映されるのです。

最後に私の検証記録の例を画像でアップしておきます。

検証例

こういった記録を1つのルールごとに何百、何千と記録するのは本当に面倒ですし目を酷使しますよ…
ですが検証は金を生むので毎日続けています。


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検証をさぼってしまうトレーダーへ ~私の実体験談も踏まえて~ 2
前回の記事の続きです。

マシーンのように淡々と繰り返すことに集中し、エントリー後の含み益、含み損などはもはやどうでもいいと自分に言い聞かせました。
勝率が低いので1回1回のロスカットに熱くなっていたら精神が持ちません。
ですから投資資金は全部相場に上納してやろうじゃないかという気概で開き直りました。
毎回金をドブに捨てるような酷いトレードばかりでしたが検証では何十回に1回はビッグトレードが出現することを理解していたのでとにかくルール通りに反復する。

何十、何百回もトレードをこなすと、あら不思議、口座残高は増えている。
やっている時は毎回何連敗もしてボロボロなんですよ。
今までのうまいトレードを目指していた自分ではありえない事態です。
それまでは2連敗したらその日のトレードは終了なんていうなんら統計的根拠もない行動をしていたくらいなので、それまでと大きく異なるスタイルでの取り組み方です。
ですがとにかく自分のシステムの結果を信じ続けた結果が口座残高の増加。

しかし意外にも嬉しいという感情は起きませんでした。
裁量トレードの頃は勝つと自分の相場観と判断が正しかった、報われていたと感じて喜んでいましたよ(まあその後すぐ再び絶望するのですが)
ですがシステムトレードは勝つというより勝ってしまったという感じ。

トレードで激しく口座残高を減らしてしまった時、茫然自失というかポカーンと頭が空っぽになったことってないですか?
それの逆みたいな感じですかね。
とにかく勝ったっていうイメージがないんですよ。
ですが自分のシステム、統計の結果に従い続ければ結果はついてくるという事が身に染みて自信がついたのは非常に大きな出来事でした。
今まで裁量で負けトレードを避けうまく勝ちを拾えるよう死ぬほど研究したのはなんだったのか。
ただ闇雲に機械的にやる下手くそで酷いトレードを繰り返した自分はそれまでうまいトレードをやろうと死ぬほど必死に研究した自分を破ってしまったのです。

昔のこの記事でも書いている2013年の競馬脱税裁判。
競馬で大きな利益を出したこの方のように期待値を味方につけて勝つ。
トレードも同じで、値動きを当てるのではなく過去のデータを基に確率的優位のある仕掛けと手仕舞いを作業のように繰り返すだけなんです。
今まで当ててうまくやろうとして出来もしない値動きの予測をしようとしていたのが間違っていたのです。
しかもトレードは競馬に比べ還元率が半端なく優位です。

1つ1つのトレード結果はランダムだ。どうでもいい。それまでは個々のトレードへの思い入れが強すぎている。
大数の法則が機能し続けるまでルール通りこなし、そこまでやって初めて反省の1つでもすればいい。
それまでロスカットとなる負けトレードがあるたびに何が原因だったのか必死に考え、2度と同じミスを繰り返さなきよう相場日誌は反省文の山積みだったが、損失はミスではない。大きい勝ちをしっかり拾うための必要経費だ。

「トレードは確率論で考える」
「ロスカットしたトレードの損失は必要経費だ」
これらのことは裁量トレード時代も頭ではわかっていましたよ。
ですが頭でわかっていることと真に理解しているという状態はまるで違います。
理解しているのならなぜ客観的な統計を取らなかったのでしょう?
なぜロスカットになる度に反省していたのでしょう?
結局上辺だけでまるでわかっていなかったのです。

それからなんですよ。
鬼のように検証を続けれるようになったのは。

「検証し、統計・確率・期待値を味方につける行為は金を生む」と心底理解したからです。
これを限りなく確信できたのが6~7年くらい前の事でしょうか。
今でも8割方システムに縛られた裁量トレーダーですのでシステムの考えは根付いています。

金を生むんですから当然はかどりますよ。
例えば親に言われて行きたくもない大学に入るために必死に受験勉強ってできますか?
普通はできませんよね。
やったとしてもそれは苦しく辛いものです。
ところが自分で目標を持つと嫌で嫌で仕方なかった勉強も苦じゃなくなります。
それと同じです。
トレードをやる人ってそもそも金銭欲が強いと思うので金儲けの勉強だったら一生懸命やれませんか?

私も元々勉強は嫌いな質ですね。
ですが目標を持った時の爆発力というのは経験したことがあります。
検証を続けることができるようになるには先述したようにまず検証が金を生むという思考にならねばなりません。
その思考に至るにはうまいトレードなどできやしないという諦めの境地に至る必要もあります。
もう頼れるものは確率だけなんだと。
ですから仮に今色々なことを迷って、試行錯誤しているとしてもその経験は無駄にはなりません。
無駄なことも後に「あれは無駄だった。意味がなかった」と理解するためには無駄ではないのです。
いつか検証の重要性を気づく段階に至るまで、とにかく生き残ることを最優先にして相場に取り組んでください。


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検証をさぼってしまうトレーダーへ ~私の実体験談も踏まえて~ 1
こんなタイトルをつけておいて言うのもなんですが、私がどんな文を書いたところで検証をさぼってしまうのを治すことなどできません(笑)
筋トレを始めてもさぼってしまう。ダイエットを始めても三日坊主。勉強を始めてもついついスマホを見たりゲームをしてしまう。
さぼるなと言われてさぼらなくなったら苦労はいりません。
要するに必死さが足りないのですね。

どうしても禁煙できなかった人が「タバコをやめないとあと1週間の命しかないよ」と医者に言われたらスパっとやめるでしょう。
親に言われてイヤイヤやるような勉強などはかどりません。
しかし自分で目指すものを目指して行う勉強は苦になりません。
昔私が働いていた会社に彼女をムキムキの外国人にとられてしまった人がジムに通うようになり、自分もムキムキになった人がいましたね。
その人はそれ以来ずっと自宅やジムで鍛え続けるのが当たり前になっています。
さぼるなんて発想がもはやない境地まで行っています。

要するに原動力。
何か目標があると人は必死になれるものです。
また、悔しさも原動力の1つですね。
トレードで負け続けて悔しいやり場のない気持ちを抱いている人も多いと思います。
だから私は言いたいと思います。

「検証は金を生み出す」

要するに検証をすることがお金に繋がるという事を真に理解すれば検証も率先して行うことができるのです。
潜在意識で検証をしてもお金になるか疑問を抱いているのでさぼってしまうのです。

トレードの勉強は本を読むことだけではありません。
確かに初心者が最低限の知識をつけるために本を読んだりネットで調べたりするのは当たり前に必要なことです。
しかしそれだけでは絶対に勝てるようになりません。
パンローリングの本など何十冊読もうと決して勝てるようになりません。

勝つためには確率を味方につけることが必要です。
確率と言っても上がるか下がるかというものではありませんよ。
どこで買ってどこで売ったらどうなるかといったような、“一定の仕掛けの条件”、“エントリー価格”、“イグジット価格”が最低限あって初めて期待値を算出できるデータとなります。
その為には統計で客観的なデータを集めねばなりません。
統計を取れば勝てるルールを作ることができます。(厳密にいえば“過去十年では期待値がプラスだったので今後も勝てる可能性が極めて高いルール”というのが正しいです。相場に絶対は無いので)

しかしトレードの情報は玉石混交で、いかにも簡単に儲けれそうだと謳う詐欺まがいの情報が大量に溢れているのも事実。
こういう誤った情報により多くの初心者が勘違いしているのは、「勝っているトレーダーは相場の値動きの先を当てるのがうまいのではないか?」「毎回適切な判断を下す精度がとても高いのではないか?」という幻想です。
こういう勘違いを抱いているので毎日デモトレや実弾トレードで経験値を積めばいつかは値動きを読む精度を高めることができるのではないか?と間違った方向に努力してしまうのです。
検証なんてかったるいことをせず実践で経験を積む方が上達するだろうと勘違いしてしまうのです。

間違った方向に頑張っても努力は決して報われません。
結局相場の値動きを当てることはできないのです。
相場の値動きは上がるか下がるかの2択で簡単そうに見えますがそんなことはありません。
上がるのならロスカットラインにヒットせずに上がらなければ意味がありません。
下がるのならロスカットラインにヒットせずに下がらなければ意味がありません。

この「ロスカットラインにヒットせずに」というのが非常に非常に曲者で、このせいで実質上がるか下がるかは2分の1以下になってしまうのです。(更に利食いに届くかという問題もあります)
ノイズにヒットするのが嫌でロスカットラインを広くしすぎるとやられる時のダメージはでかくなります。
いっそのことロスカットラインを設定せずにトレードし続けてしまうと、例え99.9%のトレードで勝てても0.1%のトレードで急変動に巻き込まれると破産します。
だから値動きを読む精度、適切に上手い判断をし続けるなんて幻想は取っ払ってください。
もうすぐで相場歴10年で未だに下手くそな私が言うのですから保証します(笑)
信じられないと思うのでしたら諦めるまで相場を当てるよう努力し続けてください。
いつか私の言っていたことが正しかったとわかる日が来ると思うので。

それで、結局大切なのは過去のチャートで検証し確率を味方につけることなのですが、この作業はこのブログでよく書いているように非常に地道で面倒なことです。
ただ面倒なだけでなくパソコンを見続けることで目も酷使することとなり、結構辛い作業です。
ですから単にジョニーってやつが検証は大切だって言っていたからやり続けていたとしても長続きはしません。
原動力が必要です。

私が必死に検証をし続けるきっかけとなったのは何年も前に「上手いトレードをし続けることは不可能だと本気で諦めた」ことでした。
必死に勉強しましたよ。
勝っていると思われるトレーダーの具体的な手法、細かい売買譜なども研究しました。
でもどうしても真似できない。
手法のノウハウはわかった。
でもどうしてそこで見送れるのか?どうして首尾よく撤退できるのか?
確かに勝ったり負けたりを繰り返しており全勝というわけではないが、週に2~3回のデイトレで何年もただの一度も週単位の負けが無いなんてどうやったら実現できるのか?
ありとあらゆるパターンを解析しても、どうしてもそんなにうまい判断を自分は下すことができない。
経験値の差だと思っていましたが何年経過しても成果は見られない。
もう何が何だかわからなくなり、絶望し、他人の手法と売買譜を研究するのをやめてしまいました。
そもそもその売買譜が100%本物かどうかも怪しいですし。(たった1つの金融商品が対象で数年間週単位の負けがないなんて未だに信じられません)
売買自体はその手法のセオリー通りなので納得できるのですが負ける場面を見送る判断というのがどうしてもできないのです。
本当だったとしても嘘だったとしても自分には絶対にできない。再現性がない。

ある日発想の転換で「トレーダーの9割以上は必ず負け続け退場する。こんなに簡単に負けてしまうのならその全く逆の行動をやれば簡単に勝てるのでは?」という思い付きでした。
退場するトレーダーの共通点はコツコツドカン。
ならば普段コツコツ負け続けドカンと勝てばいいのでは?という目から鱗の発想。
口で言うのは簡単ですが、私はそれまでこの発想に全然至らなかったのです。
普段コツコツ負けるってことは安定性がないということです。
それでは職業として成り立たないのではという思いがあり、必死に相場を当てる研究を続けていた頃はまさか自分が低勝率トレーダーに移行するなどとは夢にも思っていませんでした。
だから盲点だったのです。

それから必死に機械的にシステムの検証をしました。
それまでは“うまく適切な裁量判断を下すこと前提”の手法だったので再現性がありませんでしたが、システムならば誰がやっても同じ結果になるはず。
ただシステムは必ずドローダウンがあるのでやはり不安定だという思いがあり、それまで検証したことがなかったのです。
さすがに私も永遠に儲け続ける聖杯のようなシステムなどないとはわかっていました。
だがもうそれしか道はない。
ドローダウン覚悟でシステムトレードに挑むしかない。
闇雲にデータを取り続けました。

客観的なデータを取ると勝率は低くても損小利大となるようトレイリングストップを用いれば不思議とトータルでは勝ててしまうという事実が判明しました。
どうやらこれまで勝てなかったのはエントリーが問題ではなくイグジットが問題だとわかったのです。
というかサイコロを振って買いか売りを決めたとしても損小利大でイグジットすれば勝ててしまうかもしれないと感じました。(ちなみに高勝率でも勝てるシステムはあります。しかし簡単に期待値が正になるのは低勝率型損小利大です)

トレイリングストップの方法も様々なパターンで検証しました。
しかし完璧な方法などやはりないので、ポジションを3分割で考え1つめはLC幅程度の薄利でコストカバー、2つめは浅めのトレイリングストップかターゲットイグジット、3つめは深めのトレイリングストップで徹底的にトレンドに乗っかるというように分割で行うのが心理的にどんな結果に落ち着こうが納得しやすいということもあり、現在も形は色々あれど分割決済のスタイルです。
理想は全玉トレイリングストップが圧倒的に儲かるのですがドローダウンもかなり激しくなりますからね。
低勝率と言っても限度があります。

確かにシステムはドローダウンがある。
しかもスイングメインで1日に何十回も売買を繰り返すスタイルではないので試行回数が大数の法則に収束するまで時間がかかり月単位でのマイナスは当然ある。
しかしもう他にやりようがない。
どうやっても裁量トレードで成功できる気がしない。
これしかないという必死さでそのトレードを継続しました。
今思えばその時はとんでもなく粗削りの売買ルールです。(基本的に押し目買い戻り売りのルールだが、当時は買える押し目の範囲、売れる戻しの範囲を広く設定していたのでアホみたいに連敗することが多々あるルールだった)
ですがその時はとにかく必死だったのです。

長くなってしまったので次回に続きます。


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