1回1回のトレードを大事にしてはいけない
2017-04-30(Sun)
私がトレードで転機となったのは1回1回のトレードを大事にしなくなったことです。
それまでは一発必中で狙いすましここぞという時にエントリーしバッチリ利益を取るのが賢いトレードだという幻想を抱いていました。
しかしそれをするには値動きを当てなくてはなりません。
たまたま当たることはあります。
しかし当て続けることは不可能だと気付きました。
とことん高確率の場面を狙いすますということをやりだすとどうなるかというと、フィルターをどんどん重ね掛けし過剰となります。
エントリーしようか?いや、値幅が行き過ぎてるなとか、テクニカル指標は買われすぎてるなとか、日柄がどうだとか、他の足は逆を向いてるなとか、様々な理由をつけてやめておこうとなってしまいます。
試行回数は極端に減り、1回1回のトレードの重みが増します。
それなりの収益を狙うにはロットも大きくせねばなりません。
負けを避けようとしトレードを躊躇する癖がつきます。
1回1回を大事に、丁寧に行こうと考えるので踏ん切りがつかなくなるのです。
たかがマウスをクリックするだけのことができなくなってしまいます。
仕掛けを躊躇してしまい利益を逃した時だけ「次からは躊躇しないようしっかり仕掛けなくてはならない」と反省するのですが、反省したところでまた同じことを繰り返し続けます。
高確率の箇所を狙いすましてロスカットになろうものなら重みを増したトレードの負けは精神的にもひどく堪え、「このような場面は次からは見送るべきだ」などとますますルールを厳しくします。
確率論でトレードをするのなら数多くの試行回数が必須なのに、試行回数を減らそうとする矛盾した行動をしてしまいます。
こうならないためには1回1回のトレードを大事に行こうとしないという事が重要です。
もちろん誤発注をしないよう注意を払ったりする上では大事にしなくてはなりません。
私が言いたいのは「個々の結果で勝つことが大事だとは考えるな」ということです。
トレードは数多くのトータルで考えるものであって、1回1回の価値は非常に薄いという事です。
トレードの価値を薄くするには数多くのトレードをこなすことが大切です。
もちろん闇雲にただ数多くのトレードをしても資金をあっという間に減らすだけなので、根本的に試行回数の多いシステムを作らなくてはなりません。
人によって相場を見ることのできる時間は違うので、年単位で勝ちを狙うなら年に400回~500回以上はエントリーできるシステムだとか、月単位で勝ちを狙うのなら月に400回~500回以上はエントリーできるシステムを作ろうだとか、スパンは自分に合ったものを作る必要があります。
ですが根本は同じで、確率がどの程度のスパンで働くのか把握したうえでルールを作るのです。
でないと本来は年単位でしか確率が働かないルールなのにたかが1週間の結果に固執していちいちルールを改正するなどという事になりかねません。
試行回数を考慮せず例えば「週に20pipsだけ確実に取ろう」などと考えるのは現実的ではないのです。
以前私は“トレード回数は少ない方が良い”と勘違いしていましたが、それは確率論でトレードしているつもりになっていただけの“当て物トレード”だったからです。
そもそも大事に行こうとしてしまう理由はいつも記事で書いているように“勝ちを都合よく拾わないとトータルで勝てないルール”で運用していることが原因だと思います。
期待値が正のシステムを構築し、繰り返せばトータルで勝てるルールを作り上げれば1回1回のトレードはどうでもよくなり別世界です。
マシーンのようにトレードの執行を繰り返す習慣がつき実際結果が伴ってくると、それまでのロスカットを恐れビビりマウスをクリックできないといった症状は起きなくなります。
ただし優位性のあるシステムというのは大衆が心理的に非常に実行しにくいものです。
買いたくないところで買わなくてはならない、利食いしたいところで利食いしてはならない、毎回含み益が帳消しになったり連敗で不遇の時期があったりなどでストレスが半端ないなどの理由で、頭でわかっていてもつい余計なことをしてしまうものです。
ですからただ「これを知ってただやるだけで儲かるんだ!」という魔法の法則ではありません。
その“ただやるだけ”が非常に困難なので…
ですが当て物をすることに比べたら圧倒的に再現性がありますし検証と訓練次第で実行できる可能性があるのです。
期待値が正のルールを作り、1回1回のトレードを大事にせずマシーンのように淡々と繰り返す…
この取り組みを始めて初めて土俵に立つことができます。
それまでは一発必中で狙いすましここぞという時にエントリーしバッチリ利益を取るのが賢いトレードだという幻想を抱いていました。
しかしそれをするには値動きを当てなくてはなりません。
たまたま当たることはあります。
しかし当て続けることは不可能だと気付きました。
とことん高確率の場面を狙いすますということをやりだすとどうなるかというと、フィルターをどんどん重ね掛けし過剰となります。
エントリーしようか?いや、値幅が行き過ぎてるなとか、テクニカル指標は買われすぎてるなとか、日柄がどうだとか、他の足は逆を向いてるなとか、様々な理由をつけてやめておこうとなってしまいます。
試行回数は極端に減り、1回1回のトレードの重みが増します。
それなりの収益を狙うにはロットも大きくせねばなりません。
負けを避けようとしトレードを躊躇する癖がつきます。
1回1回を大事に、丁寧に行こうと考えるので踏ん切りがつかなくなるのです。
たかがマウスをクリックするだけのことができなくなってしまいます。
仕掛けを躊躇してしまい利益を逃した時だけ「次からは躊躇しないようしっかり仕掛けなくてはならない」と反省するのですが、反省したところでまた同じことを繰り返し続けます。
高確率の箇所を狙いすましてロスカットになろうものなら重みを増したトレードの負けは精神的にもひどく堪え、「このような場面は次からは見送るべきだ」などとますますルールを厳しくします。
確率論でトレードをするのなら数多くの試行回数が必須なのに、試行回数を減らそうとする矛盾した行動をしてしまいます。
こうならないためには1回1回のトレードを大事に行こうとしないという事が重要です。
もちろん誤発注をしないよう注意を払ったりする上では大事にしなくてはなりません。
私が言いたいのは「個々の結果で勝つことが大事だとは考えるな」ということです。
トレードは数多くのトータルで考えるものであって、1回1回の価値は非常に薄いという事です。
トレードの価値を薄くするには数多くのトレードをこなすことが大切です。
もちろん闇雲にただ数多くのトレードをしても資金をあっという間に減らすだけなので、根本的に試行回数の多いシステムを作らなくてはなりません。
人によって相場を見ることのできる時間は違うので、年単位で勝ちを狙うなら年に400回~500回以上はエントリーできるシステムだとか、月単位で勝ちを狙うのなら月に400回~500回以上はエントリーできるシステムを作ろうだとか、スパンは自分に合ったものを作る必要があります。
ですが根本は同じで、確率がどの程度のスパンで働くのか把握したうえでルールを作るのです。
でないと本来は年単位でしか確率が働かないルールなのにたかが1週間の結果に固執していちいちルールを改正するなどという事になりかねません。
試行回数を考慮せず例えば「週に20pipsだけ確実に取ろう」などと考えるのは現実的ではないのです。
以前私は“トレード回数は少ない方が良い”と勘違いしていましたが、それは確率論でトレードしているつもりになっていただけの“当て物トレード”だったからです。
そもそも大事に行こうとしてしまう理由はいつも記事で書いているように“勝ちを都合よく拾わないとトータルで勝てないルール”で運用していることが原因だと思います。
期待値が正のシステムを構築し、繰り返せばトータルで勝てるルールを作り上げれば1回1回のトレードはどうでもよくなり別世界です。
マシーンのようにトレードの執行を繰り返す習慣がつき実際結果が伴ってくると、それまでのロスカットを恐れビビりマウスをクリックできないといった症状は起きなくなります。
ただし優位性のあるシステムというのは大衆が心理的に非常に実行しにくいものです。
買いたくないところで買わなくてはならない、利食いしたいところで利食いしてはならない、毎回含み益が帳消しになったり連敗で不遇の時期があったりなどでストレスが半端ないなどの理由で、頭でわかっていてもつい余計なことをしてしまうものです。
ですからただ「これを知ってただやるだけで儲かるんだ!」という魔法の法則ではありません。
その“ただやるだけ”が非常に困難なので…
ですが当て物をすることに比べたら圧倒的に再現性がありますし検証と訓練次第で実行できる可能性があるのです。
期待値が正のルールを作り、1回1回のトレードを大事にせずマシーンのように淡々と繰り返す…
この取り組みを始めて初めて土俵に立つことができます。
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