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2020 3/14  メールを頂きました。長いです。
メールを頂きましたので紹介させていただきます。
(ブログで長文を書くと、Google chromeで閲覧した時広告が記事の途中の中途半端な位置に何個も表示される事象が発生しています。解決策がわからずそのままにしていますがご了承ください。当初は記事の一番下の部分だけに表示される設定にしたのですが…)

今回の相場は乱高下が激しく大きくやられてしまった方もいらっしゃると思いますのでブログで取り上げようと思いました。
かくいう私も200日線付近のプット売りの処分で余計に大きいスリッページを喰らいながら広がったスプレッドを処分しましたので他人ごとではありません。
その後の下落にはなんとか乗れましたがプットの損失を少しでも埋めたいという感情が追撃仕掛けを躊躇させたり、本当にトレードはいかに感情を排除しマシーンのようにこなすことが重要なんだと再認識しました。
勝率99.5%ですら絶対では無い、リスク管理がまだまだ甘かったとも思い知らされました。どこかで“まず大丈夫だ”という油断はありましたね。
まだクレジットで良かったですよ。これまかり間違ってカバードプットやレシオスプレッドなんかで仕掛けていたらもっと損失は大きくなっていて、更にそういうガンマショートを持っていてロスカットをSQまで躊躇っていたらマジで資金全部吹っ飛ばして即死でしたね。
損失無限大のポジションを組まなかった、週足の終値で39MA(日足の200日線)を割った時点でロスカットしたというたったそれだけの判断で自分は生き延びました。

CFDの含み益の増減も1000pips単位でガクンガクン動き、上下が相当激しいので私のメンタルも発狂寸前でしたよ(笑)
この前の記事でピラミッティングは難しいという内容を書いたのもそれが原因です。

それでは紹介させていただきます。
(※注…「ななし」というお名前の方からメール頂きましたがこれは“名無し”のことですか?もしそうなら今度からはハンドルネームでいいので名乗ってください。メールを送るとき自分の名前を名乗るのはネットのマナーだと思います)




いつもお世話になっています。
2015年くらいからでしょうか、ジョニーさんのブログを拝見し続けています。
ずっといろんなことを学ばせていただきました。
特に資金管理については、とても大切で、生き残るために必須のルールというのは、ジョニーさんのブログで覚えました。

相場への累計投入額は1000万ほどになります。
今回の暴落の中でも慎重に勝ち、2300万ほどになっていました。

しかし今回、ゴールドの暴落で一撃目は600万、そして二撃目は900万のロスカットをくらい、資金を800万まで減らしてしまいました。

頭が真っ白になっています。

一撃目は、買いのナンピンを重ねてしまい、昨日の夜に平均1645から1600でロスカットされました。

二撃目は、その損失を取り返したいと思い、昨日の深夜1606ドルで大きく買ったものの今夜1522でロスカットされました。

資金管理が大切。
そうわかっていたはずなのに、ロスカットラインを下げたり、ナンピンを重ねて、一撃で莫大な損失率になってしまいました。

深く反省しています。
けれど同時にもう自分が何を信じたらいいのかわからず頭が真っ白になっています。

ジョニーさん、何か私に言葉をくれませんか?
自分がどうしたらいいのか、もうよくわかりません。

自分なりに相場の道を極めたいと思い、これで食べていけるようになりたいと思い、自分なりに真剣にやって来ました。
そんな自分が今はもう信用できません。

宜しくお願いします。





その気持ちわかります。
本当にわかります…。

本当に本当にわかりますよ!!!

以前も書きましたが私もどれほどトレードに心打ち砕かれた事でしょう?
やめたい、投げ出したいと感じたことは指で数えきれないくらいです。
でもなんとしても相場で勝てるようになりたかった。
それだけを糧に続けてきました。

勝てるルールを作り上げたのなら後はトレードは自分の感情との闘いです。
取り返したいとか、負けたくないとか、含み益を減らしたくないとか、様々な感情が錯綜します。
そして常に相場の値動きは参加者の精神を揺さぶってきます。
相手は百戦錬磨のプロです。
一歩間違えれば殺られる世界。
たまたま運よく間違った方法で爆益を得たとしても相場の女神様はそれを逃さず許すことをせず必ずマーケットに返納することになる世界。

取り返したいと感じて普段やらないことをやってしまい傷口を広げてしまうのも私も何度もあります。
後から自分の売買譜を見ると信じられない、なんでこんなことをしているのだと。
シナリオ通りの動きなのに真逆の事をやっていることすらありました。
トレードプランは悪くないしチャート分析も抜かりない、なのに実践でとんでもないことをしていたりと。


何が間違っているのかはご自身でよくわかっていらっしゃると思います。

・大きい玉を持ちすぎた。
・仕掛けの前提が崩れたらロスカットするのが当たり前なのに前提が崩れても意地になってロスカットを引き下げた。
・自分の玉が逆行したということは仕掛けが間違っているという事なのにナンピンしてしまった。

(※ ナンピンは私はやりませんが、やるとしても計画が重要です。例えば相場が非常に強く押し目買いをしたいが浅い押し目で置いて行かれる可能性があり、かつ場中チャートを見ることができず振り落とされた後の再仕掛けができない。だったら浅い押し目25MA付近で試し玉を仕掛け、深い押し目目途75MA付近の支持線手前に指値しておく。ただしそこを割ったら両方必ずロスカットする…というようなロスカット厳守の分割仕掛けという計画的ナンピンならありでしょう)

わかっていますよね?わかっていてもできないのが相場の難しいところなのです。

私が大失敗をしたときは反省点を紙に書き、その時のチャートを印刷してパソコンの横にでも張って戒めとしていました。

今後まだ相場を続けるのなら一番厄介なのは“損失を取り返したい”という感情との闘いになるでしょう。
取り返したいと感じるとつい大きな玉を持ってしまったり無理矢理エントリー理由をつけポジポジ病になります。
あるいは損失を極度に恐れてエントリー恐怖症になる事もあります。
この感情に自力で抗うのは容易ではありません。


私は追い詰められたり心を打ち砕かれたらこの本を読むことにしています。



世紀の相場師ですら何度も破産しています。
その度に這い上がっています。
特に心に残るのは綿花の売買ですね。
リバモアは価格の動きに基づき順張りで取引していました。
会社の業績が良ければ株価は上がるというものではないし、株価は大衆の期待を織り込んでいます。
私も事象は株価に既に織り込まれているというスタンスなのでチャートだけを見ていてファンダメンタルは99%気にしません。
リバモアは莫大な利益を上げていましたが、綿花の売買でそれまでの価格の動きに基づく売買でなくコットンキングの情報に基づく売買をしてしまい、普段なら絶対にやらないナンピンを繰り返し300万ドルの損失を出し、借金までして破産しました。

もう一度言いますが歴史に名を残す相場師ですら破産しているのです。
そしてそれを教訓、バネにして起死回生を計ります。
300万ドルですよ?
それに比べたら自分の損失はなんてちっぽけなんだと自分に言い聞かせています。


今回の損失は貴重な授業料だと思ってください。
失ったものは大きいかもしれませんが、同じ失敗を二度と繰り返さないようにするには痛手を実際に被るしかないのです。
私もそうでした。
レバレッジがいざという時どんなに危険なのか、わかっていても実際に痛い目に合わないと人間は理解できないのです。
また、スワップが高いものの流動性の低い新興国通貨や連続ストップ安が起こるリスクの高い新興株、非貸借銘柄はどんなに美味しそうに見えても絶対に手を出さないほうがいいとたまに記事で書くのも全ては危機意識に基づいたものです。
仮に今後資金が倍、数十倍に増えた時に今と同じ失敗をしたらもっと巨額の損失を被っていたと思うので、むしろ今で良かった可能性だってあるのです。

痛手が大きいほど同じ過ちを繰り返さない強い規律をもたらしてくれると思います。
あとは先述したような“取り返したい”という感情との闘い。

正しい売買を繰り返せば資金は増えます。
資金を大きく減らしてしまったのは間違った売買をしたからです。
ですから取り返したくてもポジションサイズを抑えていくしかありません。
相場で大切なのはフラットな精神でしょうか。

「もし今の損益状態が±0ならこの取引をしますか?」
と自分に問いかけることです。
負けているから取り返したくて大きく玉を張ろうとはしていないでしょうか?
あるいは連戦連勝で気が大きくなっているのでつい大きく勝負に出ようとはしていないでしょうか?

私は今回の相場でもそれに苦しみましたよ。
「もし含み益のポジを持っていなければ仕掛けをしますか?」
と問いかけられ、ノーポジなら仕掛けをするに決まっている箇所でももしロスカットになったら既に最大含み益から大きく減っているポジと又裂きになるのでいつも通り仕掛けをせず様子を見てしまったり少ない玉で仕掛けてしまったり。
期待値で考えればどうするのが一番良いのか、本能に逆行して仕掛けをするのが良いと頭では理解しているのに。
過去の米国株のバブルやポンドの大幅下落はピラミッティングをしっかりキメられていたのに今回の日経では下げが深くなるにつれなぜか今までのようにいかないのは自分の精神の限界を超えた評価損益の変化、あとはオプションでの損失を引きずってるのに原因があるとも分析しました。
やはり色々な意味でもフラットな精神が重要だと再認識しました。
日々修行です。

長くなってしまいましたが、大きく資金を飛ばしてトレーダーは一回り成長するものだと思います。
とは言っても精神的ダメージが大きすぎる場合もうチャートは見たくもない状態になっているかもしれません。
そういう状態で相場に臨んでも100%正しい売買を行うことは出来ません
趣味はありませんか?
ふらっと気軽な旅行に行くのもよし。
ドライブや電車で人里離れた温泉に行くのはどうですか?
私は料理が大好きですので幼稚園のママさんの友達を定期的に家に招いて料理を振る舞っています。(コロナ騒動の自粛ムードで最近開催できないのでストレスがたまりがちですが)
なんでもいいので楽しいことをして相場の事を一旦忘れて気持ちをリセットさせてください。
相場は逃げません。
またいつでも参戦可能です。
吹っ切れたら再び何が間違っていたのかを冷静に分析し相場に臨めばいいのです。
リバモアも数か月打ちひしがれる時期があったものの再度立ち直って自分の問題点を分析し相場に再度参戦していましたよ。

幾度となくやってくる逆境を乗り超えることはトレーダーに課せられた使命です。
それは大きく取り返すことではなく正しい売買を繰り返すことでのみ可能です。

99%正しい売買をしていても1%の正しくない売買で全て飛ばすのが相場だということも。
いかに正しい売買を一点の例外もなく繰り返すことが重要なのかも。
実際に経験して真に理解できるのです。



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