2020年 12/19 MT4で便利なツール、フィボナッチタイムゾーン
2020-12-19(Sat)
前回MT4についての記事を書いたので今回も。
私の基本戦略は常にシンプルで、上昇相場の押し目買い、下落相場の戻り売り、この2つです。
となると、上昇に対する推し、下落に対する戻し、つまり調整(リトレースメント)がどの程度で完了するのか、これを突き詰めて考えていくことが重要となります。
フィボナッチリトレースメントは為替や先物の相場で機能しやすく今更書くまでもないかなと思い、今日はフィボナッチタイムゾーンについて書いてみます。
フィボナッチタイムゾーンは上昇や下落に対する調整時間をどの程度こなしたかの標識となり、とても便利です。
調整は値幅と時間を消化することにより完了します。(トレンド転換の場合は完了しませんが順張りなのでトレンドが継続することを仮定して考えます)
一般的に値幅を伴った調整は比較的早めに完了し、あまり値幅が出ない調整は時間がかかります。
たまに記事で書く“上昇してヨコヨコ”、“下落してヨコヨコ”とは後者の時間主体の調整のことです。
押し目買いや戻り売りをする際に値幅、つまり価格を必死に考えるトレーダーは多いと思われますが、時間も同等に重要です。
仕掛けが早すぎると押し目だと思って買ってもダマシで調整が継続というケースはザラにあります。
非常にトレンドが強い場合は早く調整が終わることもありますが通常時ならばしっかり時間の消化を待ってから仕掛けをする方が有利なケースが多いし、仕掛けて早めに含み益になり精神的負担も軽減されます。
これは昨日の14時~15時くらいにキャプチャーしたチャートです。

先週初めから1時間足は順調な上昇相場でした。
この上昇の最中で私は15分足ベースで2回買うポイントがありましたので今週はやりやすい相場でした。
金曜日は1時間足25MAを終値で割り込み、調整っぽい動きとなってきたので買いポジもほぼトレイリングストップとなり、ここからは1時間足ベースで押し目を探る展開となります。
ここでは12/15の安値138.321からその後の最高値140.440にフィボナッチタイムゾーンを引いています。
斜めのピンクのラインの上昇の時間に対し、その50%が経過する地点、61.8%が経過する地点、100%(調整の限界)が経過する地点に縦線が引かれています。(ちょっと細くて見づらいので太めにすればよかった)
これはカスタマイズが可能なのであくまで例です。
この前の記事で紹介したチャートの右端に空白を出す仕様にすればその部分に調整時間経過の目安が出るので早すぎる仕掛けを防ぐことができます。
経験上価格主体の調整は最低でも上昇期間(下落相場の場合は下落期間)に対して半分以上待った方が良い。
通常の調整ならば61.8%程度は待った方が良い。
時間主体の調整ならば61.8%~100%は待った方が良いと考えているのでこのような表示をしてあります。
100%経過してもトレンド方向に再開しないのは不自然なのでその場合はトレンドが変調、もしくは更に上の時間軸でレンジ相場になっていたりと様々なケースがあるでしょう。
これは私の感覚ですので必ずこう考えなくてはならないということではありません。
金曜日のロンドンタイムの前に考えていたシナリオは、
「メインの方針は1時間足ベースでの押し目買い。ただしタイムゾーンを引くと調整完了は来週になりそう。ならば週末は調整継続という線で考え、1時間足75MAを割ってくる動きになれば戻り売り、逆に高値更新してしまう強い動きならば押し目買い。メインシナリオの1時間足ベースの調整完了後の買いは来週にお預け」
というものでした。
結局その後の動きは以下の通りです。(以下は本日キャプチャーしたチャート)

1時間足は75MAを割り込み上昇相場は崩れ、4時間足ベースでの調整となりました。
つまり戻り売りのシナリオということになりますね。
しかし金曜深夜は週越え前提となり殆ど売買をしませんので実際はチャートを見ていませんでしたが…
ですが調整時間を加味したシナリオがあったので1時間足75MAタッチからの反発で買ってダマシに遭うのを回避できています。
これがしっかり調整時間をこなした状況であるなら75MAやその他フィボナッチの水準や支持線の根拠が重なれば買いのポイントです。
週明けは“4時間足はMAを跨いだ後の初押し場面で買い場”、“1時間足はMAを割り込んだ後の初戻しで売り場”というわかりづらい状況ですので様子見スタートです。
1時間足が75MAを割り込んでしまいましたので4時間足の直近安値136.785からタイムゾーンを引いた線も考えなくてはならなくなりました。
ちなみにフィボナッチタイムゾーンやフィボナッチリトレースメントはどこを起点として考えて引けば良いかという疑問が出ると思いますが、その正解は私もさっぱりわかりません。
誰が見ても一目瞭然という場合は簡単ですが、多くの場合は迷うものです。
そういう場合は各時間軸に引いてみて多角的に、マルチチャートで考える必要があります。
そもそも迷うということは他のトレーダーも迷いやすいということです。
様々な視点で考え、根拠が複数重なるポイントを重視するというのが良いのではないでしょうか?
ただし複雑に考えすぎるとどこもエントリーできなくなってしまうのである程度の割り切りは必要です。
完璧を求めすぎないことですね。
私の基本戦略は常にシンプルで、上昇相場の押し目買い、下落相場の戻り売り、この2つです。
となると、上昇に対する推し、下落に対する戻し、つまり調整(リトレースメント)がどの程度で完了するのか、これを突き詰めて考えていくことが重要となります。
フィボナッチリトレースメントは為替や先物の相場で機能しやすく今更書くまでもないかなと思い、今日はフィボナッチタイムゾーンについて書いてみます。
フィボナッチタイムゾーンは上昇や下落に対する調整時間をどの程度こなしたかの標識となり、とても便利です。
調整は値幅と時間を消化することにより完了します。(トレンド転換の場合は完了しませんが順張りなのでトレンドが継続することを仮定して考えます)
一般的に値幅を伴った調整は比較的早めに完了し、あまり値幅が出ない調整は時間がかかります。
たまに記事で書く“上昇してヨコヨコ”、“下落してヨコヨコ”とは後者の時間主体の調整のことです。
押し目買いや戻り売りをする際に値幅、つまり価格を必死に考えるトレーダーは多いと思われますが、時間も同等に重要です。
仕掛けが早すぎると押し目だと思って買ってもダマシで調整が継続というケースはザラにあります。
非常にトレンドが強い場合は早く調整が終わることもありますが通常時ならばしっかり時間の消化を待ってから仕掛けをする方が有利なケースが多いし、仕掛けて早めに含み益になり精神的負担も軽減されます。
これは昨日の14時~15時くらいにキャプチャーしたチャートです。

先週初めから1時間足は順調な上昇相場でした。
この上昇の最中で私は15分足ベースで2回買うポイントがありましたので今週はやりやすい相場でした。
金曜日は1時間足25MAを終値で割り込み、調整っぽい動きとなってきたので買いポジもほぼトレイリングストップとなり、ここからは1時間足ベースで押し目を探る展開となります。
ここでは12/15の安値138.321からその後の最高値140.440にフィボナッチタイムゾーンを引いています。
斜めのピンクのラインの上昇の時間に対し、その50%が経過する地点、61.8%が経過する地点、100%(調整の限界)が経過する地点に縦線が引かれています。(ちょっと細くて見づらいので太めにすればよかった)
これはカスタマイズが可能なのであくまで例です。
この前の記事で紹介したチャートの右端に空白を出す仕様にすればその部分に調整時間経過の目安が出るので早すぎる仕掛けを防ぐことができます。
経験上価格主体の調整は最低でも上昇期間(下落相場の場合は下落期間)に対して半分以上待った方が良い。
通常の調整ならば61.8%程度は待った方が良い。
時間主体の調整ならば61.8%~100%は待った方が良いと考えているのでこのような表示をしてあります。
100%経過してもトレンド方向に再開しないのは不自然なのでその場合はトレンドが変調、もしくは更に上の時間軸でレンジ相場になっていたりと様々なケースがあるでしょう。
これは私の感覚ですので必ずこう考えなくてはならないということではありません。
金曜日のロンドンタイムの前に考えていたシナリオは、
「メインの方針は1時間足ベースでの押し目買い。ただしタイムゾーンを引くと調整完了は来週になりそう。ならば週末は調整継続という線で考え、1時間足75MAを割ってくる動きになれば戻り売り、逆に高値更新してしまう強い動きならば押し目買い。メインシナリオの1時間足ベースの調整完了後の買いは来週にお預け」
というものでした。
結局その後の動きは以下の通りです。(以下は本日キャプチャーしたチャート)

1時間足は75MAを割り込み上昇相場は崩れ、4時間足ベースでの調整となりました。
つまり戻り売りのシナリオということになりますね。
しかし金曜深夜は週越え前提となり殆ど売買をしませんので実際はチャートを見ていませんでしたが…
ですが調整時間を加味したシナリオがあったので1時間足75MAタッチからの反発で買ってダマシに遭うのを回避できています。
これがしっかり調整時間をこなした状況であるなら75MAやその他フィボナッチの水準や支持線の根拠が重なれば買いのポイントです。
週明けは“4時間足はMAを跨いだ後の初押し場面で買い場”、“1時間足はMAを割り込んだ後の初戻しで売り場”というわかりづらい状況ですので様子見スタートです。
1時間足が75MAを割り込んでしまいましたので4時間足の直近安値136.785からタイムゾーンを引いた線も考えなくてはならなくなりました。
ちなみにフィボナッチタイムゾーンやフィボナッチリトレースメントはどこを起点として考えて引けば良いかという疑問が出ると思いますが、その正解は私もさっぱりわかりません。
誰が見ても一目瞭然という場合は簡単ですが、多くの場合は迷うものです。
そういう場合は各時間軸に引いてみて多角的に、マルチチャートで考える必要があります。
そもそも迷うということは他のトレーダーも迷いやすいということです。
様々な視点で考え、根拠が複数重なるポイントを重視するというのが良いのではないでしょうか?
ただし複雑に考えすぎるとどこもエントリーできなくなってしまうのである程度の割り切りは必要です。
完璧を求めすぎないことですね。
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