検証をさぼってしまうトレーダーへ ~私の実体験談も踏まえて~ 2
2021-10-16(Sat)
前回の記事の続きです。
マシーンのように淡々と繰り返すことに集中し、エントリー後の含み益、含み損などはもはやどうでもいいと自分に言い聞かせました。
勝率が低いので1回1回のロスカットに熱くなっていたら精神が持ちません。
ですから投資資金は全部相場に上納してやろうじゃないかという気概で開き直りました。
毎回金をドブに捨てるような酷いトレードばかりでしたが検証では何十回に1回はビッグトレードが出現することを理解していたのでとにかくルール通りに反復する。
何十、何百回もトレードをこなすと、あら不思議、口座残高は増えている。
やっている時は毎回何連敗もしてボロボロなんですよ。
今までのうまいトレードを目指していた自分ではありえない事態です。
それまでは2連敗したらその日のトレードは終了なんていうなんら統計的根拠もない行動をしていたくらいなので、それまでと大きく異なるスタイルでの取り組み方です。
ですがとにかく自分のシステムの結果を信じ続けた結果が口座残高の増加。
しかし意外にも嬉しいという感情は起きませんでした。
裁量トレードの頃は勝つと自分の相場観と判断が正しかった、報われていたと感じて喜んでいましたよ(まあその後すぐ再び絶望するのですが)
ですがシステムトレードは勝つというより勝ってしまったという感じ。
トレードで激しく口座残高を減らしてしまった時、茫然自失というかポカーンと頭が空っぽになったことってないですか?
それの逆みたいな感じですかね。
とにかく勝ったっていうイメージがないんですよ。
ですが自分のシステム、統計の結果に従い続ければ結果はついてくるという事が身に染みて自信がついたのは非常に大きな出来事でした。
今まで裁量で負けトレードを避けうまく勝ちを拾えるよう死ぬほど研究したのはなんだったのか。
ただ闇雲に機械的にやる下手くそで酷いトレードを繰り返した自分はそれまでうまいトレードをやろうと死ぬほど必死に研究した自分を破ってしまったのです。
昔のこの記事でも書いている2013年の競馬脱税裁判。
競馬で大きな利益を出したこの方のように期待値を味方につけて勝つ。
トレードも同じで、値動きを当てるのではなく過去のデータを基に確率的優位のある仕掛けと手仕舞いを作業のように繰り返すだけなんです。
今まで当ててうまくやろうとして出来もしない値動きの予測をしようとしていたのが間違っていたのです。
しかもトレードは競馬に比べ還元率が半端なく優位です。
1つ1つのトレード結果はランダムだ。どうでもいい。それまでは個々のトレードへの思い入れが強すぎている。
大数の法則が機能し続けるまでルール通りこなし、そこまでやって初めて反省の1つでもすればいい。
それまでロスカットとなる負けトレードがあるたびに何が原因だったのか必死に考え、2度と同じミスを繰り返さなきよう相場日誌は反省文の山積みだったが、損失はミスではない。大きい勝ちをしっかり拾うための必要経費だ。
「トレードは確率論で考える」
「ロスカットしたトレードの損失は必要経費だ」
これらのことは裁量トレード時代も頭ではわかっていましたよ。
ですが頭でわかっていることと真に理解しているという状態はまるで違います。
理解しているのならなぜ客観的な統計を取らなかったのでしょう?
なぜロスカットになる度に反省していたのでしょう?
結局上辺だけでまるでわかっていなかったのです。
それからなんですよ。
鬼のように検証を続けれるようになったのは。
「検証し、統計・確率・期待値を味方につける行為は金を生む」と心底理解したからです。
これを限りなく確信できたのが6~7年くらい前の事でしょうか。
今でも8割方システムに縛られた裁量トレーダーですのでシステムの考えは根付いています。
金を生むんですから当然はかどりますよ。
例えば親に言われて行きたくもない大学に入るために必死に受験勉強ってできますか?
普通はできませんよね。
やったとしてもそれは苦しく辛いものです。
ところが自分で目標を持つと嫌で嫌で仕方なかった勉強も苦じゃなくなります。
それと同じです。
トレードをやる人ってそもそも金銭欲が強いと思うので金儲けの勉強だったら一生懸命やれませんか?
私も元々勉強は嫌いな質ですね。
ですが目標を持った時の爆発力というのは経験したことがあります。
検証を続けることができるようになるには先述したようにまず検証が金を生むという思考にならねばなりません。
その思考に至るにはうまいトレードなどできやしないという諦めの境地に至る必要もあります。
もう頼れるものは確率だけなんだと。
ですから仮に今色々なことを迷って、試行錯誤しているとしてもその経験は無駄にはなりません。
無駄なことも後に「あれは無駄だった。意味がなかった」と理解するためには無駄ではないのです。
いつか検証の重要性を気づく段階に至るまで、とにかく生き残ることを最優先にして相場に取り組んでください。
マシーンのように淡々と繰り返すことに集中し、エントリー後の含み益、含み損などはもはやどうでもいいと自分に言い聞かせました。
勝率が低いので1回1回のロスカットに熱くなっていたら精神が持ちません。
ですから投資資金は全部相場に上納してやろうじゃないかという気概で開き直りました。
毎回金をドブに捨てるような酷いトレードばかりでしたが検証では何十回に1回はビッグトレードが出現することを理解していたのでとにかくルール通りに反復する。
何十、何百回もトレードをこなすと、あら不思議、口座残高は増えている。
やっている時は毎回何連敗もしてボロボロなんですよ。
今までのうまいトレードを目指していた自分ではありえない事態です。
それまでは2連敗したらその日のトレードは終了なんていうなんら統計的根拠もない行動をしていたくらいなので、それまでと大きく異なるスタイルでの取り組み方です。
ですがとにかく自分のシステムの結果を信じ続けた結果が口座残高の増加。
しかし意外にも嬉しいという感情は起きませんでした。
裁量トレードの頃は勝つと自分の相場観と判断が正しかった、報われていたと感じて喜んでいましたよ(まあその後すぐ再び絶望するのですが)
ですがシステムトレードは勝つというより勝ってしまったという感じ。
トレードで激しく口座残高を減らしてしまった時、茫然自失というかポカーンと頭が空っぽになったことってないですか?
それの逆みたいな感じですかね。
とにかく勝ったっていうイメージがないんですよ。
ですが自分のシステム、統計の結果に従い続ければ結果はついてくるという事が身に染みて自信がついたのは非常に大きな出来事でした。
今まで裁量で負けトレードを避けうまく勝ちを拾えるよう死ぬほど研究したのはなんだったのか。
ただ闇雲に機械的にやる下手くそで酷いトレードを繰り返した自分はそれまでうまいトレードをやろうと死ぬほど必死に研究した自分を破ってしまったのです。
昔のこの記事でも書いている2013年の競馬脱税裁判。
競馬で大きな利益を出したこの方のように期待値を味方につけて勝つ。
トレードも同じで、値動きを当てるのではなく過去のデータを基に確率的優位のある仕掛けと手仕舞いを作業のように繰り返すだけなんです。
今まで当ててうまくやろうとして出来もしない値動きの予測をしようとしていたのが間違っていたのです。
しかもトレードは競馬に比べ還元率が半端なく優位です。
1つ1つのトレード結果はランダムだ。どうでもいい。それまでは個々のトレードへの思い入れが強すぎている。
大数の法則が機能し続けるまでルール通りこなし、そこまでやって初めて反省の1つでもすればいい。
それまでロスカットとなる負けトレードがあるたびに何が原因だったのか必死に考え、2度と同じミスを繰り返さなきよう相場日誌は反省文の山積みだったが、損失はミスではない。大きい勝ちをしっかり拾うための必要経費だ。
「トレードは確率論で考える」
「ロスカットしたトレードの損失は必要経費だ」
これらのことは裁量トレード時代も頭ではわかっていましたよ。
ですが頭でわかっていることと真に理解しているという状態はまるで違います。
理解しているのならなぜ客観的な統計を取らなかったのでしょう?
なぜロスカットになる度に反省していたのでしょう?
結局上辺だけでまるでわかっていなかったのです。
それからなんですよ。
鬼のように検証を続けれるようになったのは。
「検証し、統計・確率・期待値を味方につける行為は金を生む」と心底理解したからです。
これを限りなく確信できたのが6~7年くらい前の事でしょうか。
今でも8割方システムに縛られた裁量トレーダーですのでシステムの考えは根付いています。
金を生むんですから当然はかどりますよ。
例えば親に言われて行きたくもない大学に入るために必死に受験勉強ってできますか?
普通はできませんよね。
やったとしてもそれは苦しく辛いものです。
ところが自分で目標を持つと嫌で嫌で仕方なかった勉強も苦じゃなくなります。
それと同じです。
トレードをやる人ってそもそも金銭欲が強いと思うので金儲けの勉強だったら一生懸命やれませんか?
私も元々勉強は嫌いな質ですね。
ですが目標を持った時の爆発力というのは経験したことがあります。
検証を続けることができるようになるには先述したようにまず検証が金を生むという思考にならねばなりません。
その思考に至るにはうまいトレードなどできやしないという諦めの境地に至る必要もあります。
もう頼れるものは確率だけなんだと。
ですから仮に今色々なことを迷って、試行錯誤しているとしてもその経験は無駄にはなりません。
無駄なことも後に「あれは無駄だった。意味がなかった」と理解するためには無駄ではないのです。
いつか検証の重要性を気づく段階に至るまで、とにかく生き残ることを最優先にして相場に取り組んでください。
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