FX、先物、オプション、株式、商品等のトレードで、なぜ他人のやり方を真似しようと勉強しても全く勝てないのか?
どれだけ相場の本を読んで研究しても勝てるようにならないのか?
相場が死ぬほど難しいゲームと感じるのか?
私の散々苦しんだ体験談を元にこれらを脱却するきっかけとなった内容をブログに書いています。
まずとにかく読んでみてください。
あなたのトレードに対する考え方が変わるかもしれません。
詐欺まがいの投資情報が大量に溢れる中、綺麗事を抜きにしてトレードで勝つための本質を書いています。
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“トレーダーの資質について”メールで質問を頂戴しました
メールを頂戴しましたので記事で回答したいと思います。





件名 トレーダーの資質について

お世話になっております。
●●●と申します。

最近御ブログを拝見させていただいております。
非常に参考になるブログでためになっております。

FXのトレードをまだ初めて半年ほどなのですが、私は小心者なのでトレーダーには向いていないのではないか?と思う事が良くあります。
まだ大きいドローダウンは無いのですが、メンタルが崩壊する自信があります。

専業トレーダーに向いている人はやはり最初からメンタルが強い人ではないと生きていけない世界でしょうか・・・?
私自身メンタルが強くない事、元々ギャンブル的なリスクを取る事(悪い意味ではありません。)に苦手意識があります。かつ保守的です。

それからチャートを見ていることも、まだ慣れていないからという部分もあるかもしれませんが、ストレスがあります。
どうしても会社員が向いてない社会不適合な私には専業で生きていくという夢を捨てきれずどうしたらよいか迷っています。何かアドバイスをいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。





メールありがとうございました。
抽象的な質問でお答えするのが難しい内容ですが、私の体験談を交え何か参考にしてもらえればと思います。


>私は小心者なのでトレーダーには向いていないのではないか?
>専業トレーダーに向いている人はやはり最初からメンタルが強い人ではないと生きていけない世界でしょうか・・・?


まず、元々トレーダーに向いている人間はほぼいないと考えられます。
私も例外ではありません。
今年で10年目ですが未だに相場の難しさに打ちのめされています。
生まれつき向いている性格だとしたらかなりの変わり者か変人です。(悪い意味ではない)
なぜかと言うと、トレードは確率のゲームであり、普通の生活をしている人間は日常的に確率的思考をするという習慣が無いからです。
同時に不確定要素の大きい事柄に慣れてないということでもあります。
ただのくじ引きなどの遊びやテレビゲームなどならばそれでも良いのですが、正しいことをしても命よりも大事なお金が減ることがあるという事に普通の人は耐えられません。
トータルで勝てればそれで良いという事が頭ではわかっていても、どうしても人間は目先を優先してしまい長期的なスパンで物事を考えられず、一貫した手法を継続できずノウハウジプシーとなるのです。
精神的苦痛を伴う損失をとにかく避けようとして聖杯探しをしかねません。

他の商売でも当然不確定要素はあります。
起業というものは大なり小なり博打要素があるでしょう。
例えばラーメン屋を開業してもお客が全く入らないというケースもありえます。
しかし、お客が入らないというのには原因があります。

美味しくない。
店の立地が悪い。
客層に合ったメニューや内装ではない。
宣伝やアピールの仕方が悪い。

このような失敗の原因があります。
お客が入らないという問題にはなにかしらの間違った原因が必ずあります。
店主は間違った事を改め、正しい対策をすれば客は入り、利益も増えていくことでしょう。

しかしランダムが介入するトレードはどんなに正しいことをしても金が減る時は減るのです。
「損失となった原因?たまたまだよ!」としか説明しようがありません。
そして数百回試行回数が積み上がって初めて確率に収束されて儲けが出る。
個々の結果はランダム、たまたま。だからどーしようもない。
これは他の商売と比べかなり異質だと思います。
“正しいこと”とは自分の手法のルールに沿っているという意味です。
一貫した手法を継続する限りルールの機能しない時期は必ずあります。
やっとの思いでルールを作り上げても、その機能しない時期に心が折られてしまうトレーダーが大半だと思います。
そこで勘違いして「利益になることが正しく、損失であれば間違いだ。なんとしても正しいことを続けれるようにして利益だけを出せるようにするんだ」と思い込んでしまうと聖杯探しとなります。
これを解決する方法はただ1つ、“値動きの未来を読むこと”となりますが、そんなことは絶対に不可能なのです。

少し話がそれましたが、向き不向きなんてことは努力で解決できることです。
私は以前7年近くラーメン屋で働いていたことがあります。
料理が好きだったからなのですが、人見知りで接客が本当に大嫌いでした。
カウンター商売が嫌で、ラーメンを作ることだけをやっていたいとも考えていました。
しかし数年後にはすっかり接客に慣れました。
今では友達に凄く社交的とすら言われます。
3年前幼稚園のママさん方の懇親会が居酒屋であったのですが、パパの参加者は私1人という異質なシチュエーションでした(笑)
焦ったものの、数人のグループとすぐに仲良くなって定期的にうちでラーメンランチ会まで開催するくらいでした。
「ジョニーはすぐ友達作れていいなー」と言われて「昔は根暗で人見知りだったんだよ」と言っても信じられないと言われるくらいです。
なので向き不向きはそれほど重要ではないでしょう。
それよりも気になった事は下記の事です。


>私自身メンタルが強くない事、元々ギャンブル的なリスクを取る事(悪い意味ではありません。)に苦手意識があります。かつ保守的です。
>それからチャートを見ていることも、まだ慣れていないからという部分もあるかもしれませんが、ストレスがあります。
>どうしても会社員が向いてない社会不適合な私には専業で生きていくという夢を捨てきれずどうしたらよいか迷っています。何かアドバイスをいただければ幸いです。



苦手意識は慣れれば良いとしても、どうもこの方はトレード自体が好きではないという印象を受けました。
向き不向きや苦手意識よりも、それが“好きかどうか”の方が大切ではないでしょうか?
私がトレードをやり始めた最初の時期はもう毎日がワクワクしていました。
仕事が終わってうちに帰ってからはチャートを見ることが楽しくて楽しくて仕方ないくらいでした。

実は私も会社員が嫌という不純な動機でトレードを始めたクチでした。
ラーメンを作ることは本当に好きでしたし接客もそれなりに楽しめるようになったのですが、職場の人間関係に疲れてどうしても嫌になったのです。(結局仕事っていかに人間関係をうまくやるかですね)
それまでたいして自分の人生に疑問を抱きませんしたが、ある日「俺は一生こんな苦しくて嫌で嫌で仕方ない人生を歩むことになるのか?こんな人生が続くならば生きていても仕方ない」と、猛烈な危機感を覚えました。
そこで人間関係に一切苦しまずにできる仕事はないか探すこととなったのです。

そしてある日、本屋で吉川英一さんの「一生お金に困らない個人投資家という生き方」という本を読んで衝撃を受けました。
不動産投資をメインに、株のデイトレなどついても書かれている本でした。
自分は経済には疎いしこれまで株などには一切興味がなかった。
でもデイトレードというギャンブルに非常に興味を持ったのです。
こんな仕事があったのかと。

吉川さんは不動産をメインとしている投資家です。
嫌な会社を絶対に辞めてやると努力し、経済的自由を手にされた方です。
株やFXはコンスタントに稼ぐのが難しいから不動産でキャッシュフローを得ることを勧めていました。
株やFXはあくまで不動産の頭金を作るためという感覚ですね。
そこで私も不動産投資の本を買ったのですが、どうしても読み進められないし理解が追い付かない。
全く興味を持てなくて勉強が楽しめないのです。

しかし株、デイトレードについては猛烈に勉強することができました。
私は大学時代に、できることならプロ雀士になりたいと考えていたくらい麻雀好きだったのです。
なので根っからの勝負事、博打好き(といってもギャンブルは麻雀以外やらないですが)という性格がデイトレードに合っていたのです。
麻雀で食っていくことは不可能だと考えていて諦めていましたが、デイトレードは他のギャンブルに比べ還元率が圧倒的に高い。
競馬、パチンコ、フリー麻雀などは何割か場代として胴元に持っていかれます。
宝くじなんて半分以上持っていかれるぼったくりのギャンブルです。
しかしトレードはスプレッドのみ。(株や先物は手数料もかかるが何割も持っていかれる他のギャンブルに比べたら僅かなコスト)
しかもレバレッジが効きリスク調整の自由度が非常に高く、出る引くの自由も効き、こんなに優秀なギャンブルは他にないでしょう。(リスク調整の自由度は初心者には破産の可能性を与えるという意味では諸刃の剣ですが…)

本気でトレードに取り組むことを決意しました。
友達からは「それってギャンブルなんでしょ?」、「お前にはラーメンを作っててもらいたいんだよ!」
親からは「騙されて変なことしてるんじゃないか?」
本質的にはギャンブルなので周りからの理解は極めて得られにくいです。
誰も応援などしてくれません。(働いていたラーメン屋の社長は多くのビジネスに投資する人なので投資への理解があり応援してくれましたが)
しかし他人は関係ありません。
周りなんてどうでもいい。
好きな事なので全力で取り組む。
勝負事をする自分が好きだ。
これだけです。
今はトレードそのものはストレスが大きいですし、とても楽しいとは思いませんよ。
でも本質的にそれが好きだから続けられるのだと思います。

…というわけで、会社が嫌でトレードを始めたという過程はともかく、トレードそのものが好きじゃないのにやむを得ずトレードを勉強するというのはやめておいた方がいいと思います。
というのも、トレードは習得に莫大な授業料と時間、更に精神的負担がかかるので、好きでないのなら割に合わないからです。
それも誰の助けも借りずに自分で研究、計画などをしていかなくてはなりません。
トレードは仕方なく、やむを得ず勉強してどうにかなるような代物ではないのです。
全ての情熱をそこに注ぎ込むくらいの気概があっても、それでもまだ困難極まりない仕事なのです。
私の場合会社を辞める時に盛大に送別会をしていただき、お世話になった上司に「もしダメだったらいつでも戻って来いよ」と明るく送り出していただいたのですが、もし「もう戻ってくるなよ」と思われるような仕事しかできなかった人間ならば即トレードで挫折していたことでしょう。

兼業トレーダーなら投資がそこまで好きでなくても長期で米国株ETFを積み立てるという選択もあります。
長期投資ならば貯金感覚で簡単ですし、コツコツの積み立てなら精神的負担も少ないでしょう。
ですがデイトレードやスイングトレードは投資ではなく投機であり非常に難易度が高く、生半可な気持ちでやるのならば“資産運用しない事が実は最大の資産運用だった”というマヌケな結末になりかねません。

ちなみに私は専業トレーダーでなく、専業主夫トレーダーですよ。
育児、家事もメインでこなしていますから。
なので1日中べったりとチャートに張り付いているわけではありません。
この前も夕飯を作っている最中に大きいチャンスを逃して発狂しそうになりました(笑)

世の中の専業トレーダーを自称する人は間違いなく他にも何らかのビジネスをしていると思います。
純粋な専業トレーダーは数えるほどしかいないと私は思います。
例え専業トレーダーになったとしても、“生活費を必ずトレードで賄わなければならない”状態は精神的苦痛が尋常でなく、幸せな人生とは言い難いでしょう。
トレードの利益と生活費は別枠であるという状態でないとトレードで正常な判断はできなくなります。
よって純粋な専業トレーダーを目指すことは絶対にお勧めしません。
せっかく人間関係の苦しみから逃れられても、その後地獄の苦しみを味わうこととなるからです。
トレードがメインでサブが他にある、または他がメインでトレードがサブという位置で取り組むことをお勧めします。


以上を踏まえ、改めて問いますが、トレードは好きでしょうか?
そこに1つの答えがあると思います。
私はもしトレードが好きでなかったら不動産投資の勉強をすぐ投げ出したようにトレードもすぐにやめていたと思います。
もちろんビジネスとして取り組む以上苦しい事は多々ありますが、それでも好きな事なら乗り越えてやろうという気概が生まれると思います。

参考になれば幸いです。
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