FXの売買では毎回スリッページを記録する
2022-02-21(Mon)
ルールの検証時ではわからない隠れコスト。
それはスリッページです。
一般的には成行注文や逆指値注文において、指定したレートより乖離したレートで約定してしまう時の損失となります。
成行注文とはいくらでも構わないから約定させてほしいという注文ですし、逆指値注文はレートが〇〇〇になった瞬間に成行注文という注文形式なのでレートが乖離してしまう事は仕方ないですね。
損切りは逆指値で確実に執行させなければなりませんのでスリッページは避けて通れないものです。
昔日経225先物miniを取引していた頃はスリッページはほぼ起こらないに等しかった(むしろ稀に5円有利な価格で損切りされてラッキーなこともある 笑)のですが、FX、CFD、個別株では頻繁にスリッページが発生しますね。
特にFXやCFDは業者によってスリッページが異なってくるので、これは記録をつけるしかありません。(個別株や先物はどの証券会社で取引しても変わらず平等です)
リアルトレードでは取引するたびにどれだけスリッページが発生したか記録しておきましょう。
積もると結構な額になっていることもあります。
私が現在利用している外為どっとコムでは実際に約定した価格と本来指定したレートが両方取引の履歴で閲覧できますので便利です。
外為どっとコムのツールの取引履歴
(※ここでは新規注文に絞り込みを入れています。ちなみにヒロセ通商とJFXも同じシステムです)

黄色い枠で囲ってある部分は約定価格と指定レートが異なっていますのでスリッページが発生したことになります。
私の場合通常は分割で4単元程度に分けて注文を出しますのでいくつか約定日時が被っていますが悪しからず。
新規注文はほぼ逆指値なので、新規注文、損切り、トレイリングストップは全てスリッページが発生する可能性があります。(指値の利食いのみスリッページが発生しない)
ちなみに2022年に入ってから外為どっとコムの新規約定の平均スリッページは約0.15pips(GBP/JPYのトレード回数は2月18日までで71回)です。
決済は分割で返済するため計算が細かくなるので省いていますが、だいだい同程度かかっているでしょう。
平均すると僅かですがトレード回数が積もり重なってくると結構な額になると思います。
こればかりは自分の取引するFX業者で記録せねばわからないことですのでしっかりと記録しましょう。
記録したところで未来の事がわかるわけではありませんが、隠れコストがどれだけかかっているか把握できます。
隠れコストを少しでもカバーする方法は、約定した価格ベースで利食い幅を設定するというものがあります。
私の場合ポジションを3割ずつ15pips、45pips、75pips、残り1割をトレイリングストップというように発注することが多いのですが、例えば156.000で約定した場合最初の利食い価格は156.150となります。
しかしスリッページが発生し156.010で約定した場合、最初の3割の利食い価格を156.160にするというものですね。
このやり方のデメリットは利食い価格を引き上げたばかりに僅かに利食いに届かず、損切りになった場合の損失額が引き上げなかった場合に比べ大きくなるというものです。
私の場合は統計上はスリッページなしで約定した場合の期待値を算出しています。
利食いを1pips引き上げたばかりにイグジットの損益が大きく変わるというのは避けたいので、例えばスリッページが1pips発生した場合は素直に当初の利食い価格から1pips減らして+14pipsに指値を出すことにしています。
しかし含み益が45pipsあたりに到達した場合は勢いがあるということですし、その頃にはトレイリングストップも引き上がっており損益のプラスが確定していることが多いです。
なので基本的に残りの+45pipsと+75pipsはスリッページ分減らすことなく+45pips、+75pipsに指すようにしています。
これは決めてしまえば自分の好みで良いと思います。
結局検証によるシミュレーションとリアルトレードは何かしら差が出るものなのでそういうものだと割り切るしかありません。
完璧を求めない事です。
ただ隠れコストがどれだけかかっているかは頭の片隅に置いておくためにも記録しておいた方が良いでしょう。
それはスリッページです。
一般的には成行注文や逆指値注文において、指定したレートより乖離したレートで約定してしまう時の損失となります。
成行注文とはいくらでも構わないから約定させてほしいという注文ですし、逆指値注文はレートが〇〇〇になった瞬間に成行注文という注文形式なのでレートが乖離してしまう事は仕方ないですね。
損切りは逆指値で確実に執行させなければなりませんのでスリッページは避けて通れないものです。
昔日経225先物miniを取引していた頃はスリッページはほぼ起こらないに等しかった(むしろ稀に5円有利な価格で損切りされてラッキーなこともある 笑)のですが、FX、CFD、個別株では頻繁にスリッページが発生しますね。
特にFXやCFDは業者によってスリッページが異なってくるので、これは記録をつけるしかありません。(個別株や先物はどの証券会社で取引しても変わらず平等です)
リアルトレードでは取引するたびにどれだけスリッページが発生したか記録しておきましょう。
積もると結構な額になっていることもあります。
私が現在利用している外為どっとコムでは実際に約定した価格と本来指定したレートが両方取引の履歴で閲覧できますので便利です。
外為どっとコムのツールの取引履歴
(※ここでは新規注文に絞り込みを入れています。ちなみにヒロセ通商とJFXも同じシステムです)

黄色い枠で囲ってある部分は約定価格と指定レートが異なっていますのでスリッページが発生したことになります。
私の場合通常は分割で4単元程度に分けて注文を出しますのでいくつか約定日時が被っていますが悪しからず。
新規注文はほぼ逆指値なので、新規注文、損切り、トレイリングストップは全てスリッページが発生する可能性があります。(指値の利食いのみスリッページが発生しない)
ちなみに2022年に入ってから外為どっとコムの新規約定の平均スリッページは約0.15pips(GBP/JPYのトレード回数は2月18日までで71回)です。
決済は分割で返済するため計算が細かくなるので省いていますが、だいだい同程度かかっているでしょう。
平均すると僅かですがトレード回数が積もり重なってくると結構な額になると思います。
こればかりは自分の取引するFX業者で記録せねばわからないことですのでしっかりと記録しましょう。
記録したところで未来の事がわかるわけではありませんが、隠れコストがどれだけかかっているか把握できます。
隠れコストを少しでもカバーする方法は、約定した価格ベースで利食い幅を設定するというものがあります。
私の場合ポジションを3割ずつ15pips、45pips、75pips、残り1割をトレイリングストップというように発注することが多いのですが、例えば156.000で約定した場合最初の利食い価格は156.150となります。
しかしスリッページが発生し156.010で約定した場合、最初の3割の利食い価格を156.160にするというものですね。
このやり方のデメリットは利食い価格を引き上げたばかりに僅かに利食いに届かず、損切りになった場合の損失額が引き上げなかった場合に比べ大きくなるというものです。
私の場合は統計上はスリッページなしで約定した場合の期待値を算出しています。
利食いを1pips引き上げたばかりにイグジットの損益が大きく変わるというのは避けたいので、例えばスリッページが1pips発生した場合は素直に当初の利食い価格から1pips減らして+14pipsに指値を出すことにしています。
しかし含み益が45pipsあたりに到達した場合は勢いがあるということですし、その頃にはトレイリングストップも引き上がっており損益のプラスが確定していることが多いです。
なので基本的に残りの+45pipsと+75pipsはスリッページ分減らすことなく+45pips、+75pipsに指すようにしています。
これは決めてしまえば自分の好みで良いと思います。
結局検証によるシミュレーションとリアルトレードは何かしら差が出るものなのでそういうものだと割り切るしかありません。
完璧を求めない事です。
ただ隠れコストがどれだけかかっているかは頭の片隅に置いておくためにも記録しておいた方が良いでしょう。
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