FXで不安材料のないエントリーポイントは無い
2022-03-21(Mon)
以前私が裁量色の強いトレードをしていた頃、不安材料があると枚数を減らしてエントリーをしていました。
例えばメインで見ている時間軸が上昇トレンドなので買うが、更に上位の時間軸は下落相場の戻しに過ぎない場面なので枚数を減らしてエントリー。
押し目買いを狙っていたがいくらなんでも上がりすぎで高値圏なので枚数を減らしてエントリー。
押しが浅いのでもう少し下がってもおかしくないと考え枚数を減らしてエントリー。
チャートがなんとなく汚いので枚数を減らしてエントリー。
その他何らかの相場観による理由で枚数を減らしてエントリー…
枚数を減らしてエントリーよりも害悪なのが見送ってしまうということです。
不安材料があると見送り。
そして見送った時に限って思っていた方向に飛ぶという事はあるあるですね。
ましてや損小利大は滅多にやってこない大きな勝ちをしっかり拾う必要があるため、枚数を減らしたり見送ったりしてしまうと期待値が大きく変わってしまいます。
しかし、枚数を減らしていいのはボラティリティが高いなどの理由でロスカット幅が大きい時だけです。
これはシステムを検証する際に資金管理上の理由でリスクを一定以下にするため、ロスカット幅がある一定水準より上の場合は決められたリスク額になるよう枚数調整すると決めてあるからです。
でないと例えば超ハイボラ相場でロスカット幅が通常の5~6倍になってしまった時、通常の枚数でエントリーしていてはロスカットになった場合の被弾が大きいものとなってしまいます。
逆に、それ以外の理由でエントリー枚数を減らしたり見送ってしまったりするのは期待値を歪める為、避けなくてはなりません。
どうしてもエントリー枚数を減らしたい場合は、その条件を明確に定義し、大量の過去のチャートでその条件に当てはまった時に枚数を減らしたらどのようになるか検証してからにするべきです。
その検証結果で良いデータを示す、例えば期待値が大きく上がったとか、ドローダウンが大きく軽減されたというのならば実行しても良いでしょう。
しかし大抵の場合は単に期待値を減らすだけに留まることが多いと思います。
私も過去に不安がある度にエントリー枚数を減らしたり見送ったりする悪癖が長い事抜けなかったのですが、そのおかげで勝てる場面も勝てずに苦しみました。
結局リスクを取ることに億劫になっているだけなのです。
そもそも不安材料のないエントリーポイントなどほぼありません。
何の不安もなくエントリーできるポイントってあるのでしょうか?
週足、日足、4時間足、1時間足、15分足、全てが上昇相場で、過去10年間の最高値を更新しており、1時間足なり15分足なり25MAと38.2%押しと直近の目立った高値(支持線)が重なったところで綺麗に反発すれば何の不安もないエントリーポイントでしょうか?
しかし、そんな場面年に何回あるでしょうか?
それに例えそんな綺麗な条件が重なっていても必ず勝てる保証などありません。
しかもそのような場面ならば、今度は“強い上昇相場だが値幅的にも日柄的にも上がりすぎておりそろそろ本格調整してもおかしくない”という不安材料が出てきそうですね。
つまり不安のないエントリーポイントなど無いということであり、個々のトレードの価値はほぼ等しいものと考えるべきなのです。
統計の裏付けのない不安を感じてエントリー枚数を減らしたり見送ったりしてはいけないということです。
自分のルールの客観的な期待値を把握せず“うまく裁量判断する前提のルール”でトレードしようとしていてはこのような悪癖はいつまでも抜けません。
この悪癖は言ってみれば“負けるエントリーポイントの損失は少しでも減らしたい”という感情が原因です。
しかしそれを実行するには未来予知能力がなくては不可能です。
結局枚数を減らしたり見送ったりして大きく勝てる場面も逃し期待値を減らしてしまうのが関の山でしょう。
ならば負ける時はしっかりと負けて勝つときもしっかりと勝つというようにした方が、つまりルール通りにやっておけば一番良い結果となるわけです。
トレードは“リスクを取る”のが仕事です。
不安材料など最初から織り込み済みなので、不安を感じて適性リスクを張れないということのないようにする必要があります。
例えばメインで見ている時間軸が上昇トレンドなので買うが、更に上位の時間軸は下落相場の戻しに過ぎない場面なので枚数を減らしてエントリー。
押し目買いを狙っていたがいくらなんでも上がりすぎで高値圏なので枚数を減らしてエントリー。
押しが浅いのでもう少し下がってもおかしくないと考え枚数を減らしてエントリー。
チャートがなんとなく汚いので枚数を減らしてエントリー。
その他何らかの相場観による理由で枚数を減らしてエントリー…
枚数を減らしてエントリーよりも害悪なのが見送ってしまうということです。
不安材料があると見送り。
そして見送った時に限って思っていた方向に飛ぶという事はあるあるですね。
ましてや損小利大は滅多にやってこない大きな勝ちをしっかり拾う必要があるため、枚数を減らしたり見送ったりしてしまうと期待値が大きく変わってしまいます。
しかし、枚数を減らしていいのはボラティリティが高いなどの理由でロスカット幅が大きい時だけです。
これはシステムを検証する際に資金管理上の理由でリスクを一定以下にするため、ロスカット幅がある一定水準より上の場合は決められたリスク額になるよう枚数調整すると決めてあるからです。
でないと例えば超ハイボラ相場でロスカット幅が通常の5~6倍になってしまった時、通常の枚数でエントリーしていてはロスカットになった場合の被弾が大きいものとなってしまいます。
逆に、それ以外の理由でエントリー枚数を減らしたり見送ってしまったりするのは期待値を歪める為、避けなくてはなりません。
どうしてもエントリー枚数を減らしたい場合は、その条件を明確に定義し、大量の過去のチャートでその条件に当てはまった時に枚数を減らしたらどのようになるか検証してからにするべきです。
その検証結果で良いデータを示す、例えば期待値が大きく上がったとか、ドローダウンが大きく軽減されたというのならば実行しても良いでしょう。
しかし大抵の場合は単に期待値を減らすだけに留まることが多いと思います。
私も過去に不安がある度にエントリー枚数を減らしたり見送ったりする悪癖が長い事抜けなかったのですが、そのおかげで勝てる場面も勝てずに苦しみました。
結局リスクを取ることに億劫になっているだけなのです。
そもそも不安材料のないエントリーポイントなどほぼありません。
何の不安もなくエントリーできるポイントってあるのでしょうか?
週足、日足、4時間足、1時間足、15分足、全てが上昇相場で、過去10年間の最高値を更新しており、1時間足なり15分足なり25MAと38.2%押しと直近の目立った高値(支持線)が重なったところで綺麗に反発すれば何の不安もないエントリーポイントでしょうか?
しかし、そんな場面年に何回あるでしょうか?
それに例えそんな綺麗な条件が重なっていても必ず勝てる保証などありません。
しかもそのような場面ならば、今度は“強い上昇相場だが値幅的にも日柄的にも上がりすぎておりそろそろ本格調整してもおかしくない”という不安材料が出てきそうですね。
つまり不安のないエントリーポイントなど無いということであり、個々のトレードの価値はほぼ等しいものと考えるべきなのです。
統計の裏付けのない不安を感じてエントリー枚数を減らしたり見送ったりしてはいけないということです。
自分のルールの客観的な期待値を把握せず“うまく裁量判断する前提のルール”でトレードしようとしていてはこのような悪癖はいつまでも抜けません。
この悪癖は言ってみれば“負けるエントリーポイントの損失は少しでも減らしたい”という感情が原因です。
しかしそれを実行するには未来予知能力がなくては不可能です。
結局枚数を減らしたり見送ったりして大きく勝てる場面も逃し期待値を減らしてしまうのが関の山でしょう。
ならば負ける時はしっかりと負けて勝つときもしっかりと勝つというようにした方が、つまりルール通りにやっておけば一番良い結果となるわけです。
トレードは“リスクを取る”のが仕事です。
不安材料など最初から織り込み済みなので、不安を感じて適性リスクを張れないということのないようにする必要があります。
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