ゲームからトレードに生かしたこと
2015-01-18(Sun)
結構前に読んだのですが、賭けの考え方という有名な本があります。
この本はポーカーについて書かれていますが、トレードにも通じるような内容があり結構面白い本でした。
やはり勝負の世界には共通するものがあるようです。
今回は私がゲームからトレードに生かした体験談を記事にしてみました。
私はポーカーについてはルールを軽く知っているくらいで全くやり込んだことはないのですが、麻雀は昔かなりやり込んでいて、ほぼ毎日雀荘通いしていた時期もあったくらいでしたので、それなりに自信はあります(笑)
麻雀は簡単に説明すると牌を使って役を作り、3人の相手と得点を競うゲームです。
(対戦相手より先に役を完成させアガると得点を相手から奪えます)
基本的には4人で行うゲームです。(3人で行うルールもある)
まず対戦相手が同時に3人もいるので単純にアガれる可能性は4回に1回です。
誰も役を作れず流れてしまうこともあるのでそれも加味するとアガれるのは4~5回に1回くらいでしょうか。
その時点で分が悪いゲームなのですね。
将棋やチェスとは違うところは対戦相手が多いこと、更に情報が完全に開示されないゲームなので(相手の手は見えない)運の要素が高い事です。
将棋やチェスは弱者が強者を破ることはまず不可能ですが麻雀では弱者が強者を運で破ってしまうこともあるのです。
しかし強者は確率的思考、判断力、感情のコントロールなどに長けており、回数をこなすとトータルでは弱者は強者を破ることはできません。
なんかちょっぴりトレードに似ている要素がありますよね?
麻雀でなかなか勝てなかった時どうすれば安定して勝つようになるのか毎日考えていました。
(一時期麻雀のプロになりたいと思っていたこともありました(笑))
出した結論が“極力攻めないこと”だったのです。
対戦相手が多いこと自体確率的に分が悪いゲームなので、極力リスクを取らず、リターンが見込めるときだけリスクを取るようにしたのです。
麻雀では相手が先制して分が悪くなった場合、そのまま構わず手作りし相手に立ち向かうか、手を崩して勝負を放棄するか様子見するという選択となります。
麻雀は娯楽要素もありますので、毎回手を崩していてはつまらないのですよ。
ですから手を崩す、つまり降りることは少なからず不快な感情が発生します。
しかも厄介なのが手を崩しても安全に降り切れる保証はないのですね。
降りているのにうっかり他の誰かの手に振り込み失点する場合もあります。
ですから初心者~中級者はとにかく攻めの比重が高くなる傾向にあります。
しかし感情、本能に逆らい、分が悪い時はひたすら降り続ける訓練をしました。
ネット麻雀だとデータが蓄積され自分の成績、傾向がわかるので放銃率(相手に振り込み失点する割合)をとにかく下げるよう調整しました。
リアル麻雀だとわからないことがネット麻雀ではわかるので便利です。(自分の傾向を分析するためにもトレード日誌は絶対につけましょうね)
先制できたり高いリターンが望めたりするときだけリスクを取り勝負し、それ以外の後手を踏んだ場合は一切の希望を捨て降り続けるのです。
失点を減らすことを全てにおいて優先させました。
また、麻雀の統計が載っている本なども参考にし、確率論を取り入れ研究しました。
役作りなどで一般的に“綺麗である・美しい”やり方と言われていることは全て忘れ、統計・確率的優位性があることだけを重視しました。
結果、大勝ちすることは少なくなりましたが大負けすることも少なくなり、明らかに成績が安定・改善しました。
かっこいい麻雀、ロマンのある麻雀はできませんが、ひたすら成績、結果のみを追求するスタイルです。(娯楽としてはつまらないかな?)
学んだことは、余計な勝負を極力控え、負けるときに上手に負けることが肝となるということです。
「常に恐れてビビってるような麻雀は弱すぎる。そんなんじゃ勝ち残れない」といった意見を目にしたこともありますが、真逆であることがわかりました。
勇気と無謀は違うのです。
トレードにも通じるものがありませんか?
トレードは100人中90人以上が損するようにできていて、そもそも戦えば戦うほど分が悪いのです。
そのような世界で勝負するには、確率的に優位で、かつリターンが望めるときだけ勝負し、それ以外では常に勝負を放棄し降り続けることが重要なのではないでしょうか?
攻めることは誰にでもできます。
どんな勝負事も攻めよりも守りが好きなプレイヤーはなかなかいないと思います。
しかし攻めれば攻めるほど結果的に無駄打ちが増え失点、つまり損失が発生するのです。
守備を意識できて初めて初級者を脱却できるのではないでしょうか?
トレードすべきでない難しい場面でいかにトレードしないでいられるか。
常勝は不可能なので負けるときに上手に負ける。
凄い、見事だと思われるようなトレードはする必要はない。地味に確率・統計だけを重視する。
このようなことは麻雀からも学ぶことが出来ました。
麻雀を全く知らない読者の方にはピンとこなかったかもしれませんが、ひょっとしたら何か趣味の分野の中にトレードに通じるものがあるかもしれませんよ?
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この本はポーカーについて書かれていますが、トレードにも通じるような内容があり結構面白い本でした。
やはり勝負の世界には共通するものがあるようです。
今回は私がゲームからトレードに生かした体験談を記事にしてみました。
私はポーカーについてはルールを軽く知っているくらいで全くやり込んだことはないのですが、麻雀は昔かなりやり込んでいて、ほぼ毎日雀荘通いしていた時期もあったくらいでしたので、それなりに自信はあります(笑)
麻雀は簡単に説明すると牌を使って役を作り、3人の相手と得点を競うゲームです。
(対戦相手より先に役を完成させアガると得点を相手から奪えます)
基本的には4人で行うゲームです。(3人で行うルールもある)
まず対戦相手が同時に3人もいるので単純にアガれる可能性は4回に1回です。
誰も役を作れず流れてしまうこともあるのでそれも加味するとアガれるのは4~5回に1回くらいでしょうか。
その時点で分が悪いゲームなのですね。
将棋やチェスとは違うところは対戦相手が多いこと、更に情報が完全に開示されないゲームなので(相手の手は見えない)運の要素が高い事です。
将棋やチェスは弱者が強者を破ることはまず不可能ですが麻雀では弱者が強者を運で破ってしまうこともあるのです。
しかし強者は確率的思考、判断力、感情のコントロールなどに長けており、回数をこなすとトータルでは弱者は強者を破ることはできません。
なんかちょっぴりトレードに似ている要素がありますよね?
麻雀でなかなか勝てなかった時どうすれば安定して勝つようになるのか毎日考えていました。
(一時期麻雀のプロになりたいと思っていたこともありました(笑))
出した結論が“極力攻めないこと”だったのです。
対戦相手が多いこと自体確率的に分が悪いゲームなので、極力リスクを取らず、リターンが見込めるときだけリスクを取るようにしたのです。
麻雀では相手が先制して分が悪くなった場合、そのまま構わず手作りし相手に立ち向かうか、手を崩して勝負を放棄するか様子見するという選択となります。
麻雀は娯楽要素もありますので、毎回手を崩していてはつまらないのですよ。
ですから手を崩す、つまり降りることは少なからず不快な感情が発生します。
しかも厄介なのが手を崩しても安全に降り切れる保証はないのですね。
降りているのにうっかり他の誰かの手に振り込み失点する場合もあります。
ですから初心者~中級者はとにかく攻めの比重が高くなる傾向にあります。
しかし感情、本能に逆らい、分が悪い時はひたすら降り続ける訓練をしました。
ネット麻雀だとデータが蓄積され自分の成績、傾向がわかるので放銃率(相手に振り込み失点する割合)をとにかく下げるよう調整しました。
リアル麻雀だとわからないことがネット麻雀ではわかるので便利です。(自分の傾向を分析するためにもトレード日誌は絶対につけましょうね)
先制できたり高いリターンが望めたりするときだけリスクを取り勝負し、それ以外の後手を踏んだ場合は一切の希望を捨て降り続けるのです。
失点を減らすことを全てにおいて優先させました。
また、麻雀の統計が載っている本なども参考にし、確率論を取り入れ研究しました。
役作りなどで一般的に“綺麗である・美しい”やり方と言われていることは全て忘れ、統計・確率的優位性があることだけを重視しました。
結果、大勝ちすることは少なくなりましたが大負けすることも少なくなり、明らかに成績が安定・改善しました。
かっこいい麻雀、ロマンのある麻雀はできませんが、ひたすら成績、結果のみを追求するスタイルです。(娯楽としてはつまらないかな?)
学んだことは、余計な勝負を極力控え、負けるときに上手に負けることが肝となるということです。
「常に恐れてビビってるような麻雀は弱すぎる。そんなんじゃ勝ち残れない」といった意見を目にしたこともありますが、真逆であることがわかりました。
勇気と無謀は違うのです。
トレードにも通じるものがありませんか?
トレードは100人中90人以上が損するようにできていて、そもそも戦えば戦うほど分が悪いのです。
そのような世界で勝負するには、確率的に優位で、かつリターンが望めるときだけ勝負し、それ以外では常に勝負を放棄し降り続けることが重要なのではないでしょうか?
攻めることは誰にでもできます。
どんな勝負事も攻めよりも守りが好きなプレイヤーはなかなかいないと思います。
しかし攻めれば攻めるほど結果的に無駄打ちが増え失点、つまり損失が発生するのです。
守備を意識できて初めて初級者を脱却できるのではないでしょうか?
トレードすべきでない難しい場面でいかにトレードしないでいられるか。
常勝は不可能なので負けるときに上手に負ける。
凄い、見事だと思われるようなトレードはする必要はない。地味に確率・統計だけを重視する。
このようなことは麻雀からも学ぶことが出来ました。
麻雀を全く知らない読者の方にはピンとこなかったかもしれませんが、ひょっとしたら何か趣味の分野の中にトレードに通じるものがあるかもしれませんよ?
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