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待つべきチャンスとは利益になる箇所でなく期待値が正の個所である
初心者の頃のポジポジ病を卒業してから「チャンスがくるまで忍耐強く待たなくてはならない!」と悟ります。
しかしそのチャンスとは一体どのような場面なのか明確に定義せずにチャンスを待つようになり、結局のところ感覚任せ、そして気が付いたら感情任せのトレードをしているのです。

チャンスとは“利益になる箇所”だと考えてしまいがちですが、このように考えてしまうと“正解を当てなくてはならない”となってしまいます。
利益になる箇所だけ狙い撃ちしようとして、結局のところ大きな勝ちも見逃してしまう。
そして気が付いたら「なんで自分が見送った個所だけ考えていた方向に行って自分がエントリーした時に限ってロスカットになるんだ!」と地団駄を踏みます。

待つべきチャンスとは利益になる箇所ではありません。
多くの回数をこなしたら期待値が正となる箇所なのです。
損失になってもそれは確率に収束させるための経費。
経費を支払うことから逃げようとしなくても良いのです。
この経費を支払うことを過度に嫌がり避けようとするのでトレードは壮絶困難なゲームとなるのです。
トレードはトータルで勝つゲームであり個々のトレードの価値は非常に薄いのです。

待つべきチャンスの期待値を明確にいくらだと宣言できないようなルールではいつまでも感情に振り回されているばかりであり一向に改善されませんし結果も出ません。
値動きの未来を当てる精度など何年やっても高まりません。
利益になったか損失になったかでトレードを評価しようとする結果論での反省に振り回され、何1つ確実のない相場の世界で確実を求め始めます。
そして迷宮入りとなります。

利益になるチャンスをいくら待とうとそれは皮肉にも自分で自分の首を絞めるだけなのです。
待つべきなのは利益になるチャンスではなく、回数を多くこなしたらトータルで利益になるところのチャンスなのです。
このニュアンスの違いを頭では分かったつもりになっているトレーダーは多くても(過去の私もわかっているつもりになっているだけでした)、真意を理解し実際に実行できるトレーダーは少数派だと思います。


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くじ引き感覚でトレードをこなすようになってから一貫したトレードができるようになった
よく期待値が重要であると記事で書いています。
そして期待値が働くまでの試行回数が必要であるとも書いています。

以前の記事でも書きましたが、10本中3本が当たり、7本がはずれのくじ引きがあるとします。
参加料は無料で、はずれを引くとあなたは10000円払わなくてはなりませんが、当たりを引けば40000円貰えるとします。
このくじを200回チャレンジできるとしたら目をつぶってでもやりたいですよね?
数をこなせば1回のくじで貰える期待値は5000円です。
ただし勝率は理論上3割です。
勝率3割では連敗するときは鬼のように連敗すると思います。
ですが期待値を理解しており、多くの回数がこなせ、かつ連敗に耐える資金があるという条件ならば続けることができるはずです。

連敗したら何か反省する必要があるでしょうか?
仕方のない事ですね。
はずれを引いたことによる損失は確率を働かせるために必要な経費なのです。

しかしトレードとなると途端に確率のことなどおかまいなしにチャートのローソク足やテクニカル指標で感覚を交え値動きの先を読む技術をつけようとし、統計を取らずにトレードを続けるトレーダーが多いと思います。
私も過去はそうでした。
そして損するたびに反省をします。
損を避けようとあらゆることを試みますが、結局勝ちも逃すことになりどうにもうまくいかない。
どうやればうまくいくのかさっぱりわからない。

しかし問題は損を避けてうまくやろうとする姿勢に問題があり、期待値を把握していないがために迷路に迷います。
まずはルールを厳格にしたうえで数多くの統計を取り、冒頭で述べたくじ引きのように期待値を割り出してしまうのです。
期待値がプラスのシステムを作ってしまえば損失を出すことに反省する必要は微塵もないし、値動きを当てる必要も皆無となります。

期待値がプラスのシステムは魔法のような法則なのかと思ってしまいますが、一貫したシステムである以上ドローダウンがあり、手法を信頼していないと心理的に継続することができません。
しかし、人が到底やり辛い事が相場において優位性を持つのです。
経験を積めばシステムが機能しづらい相場環境が感覚的にわかってきますが、それは応用の範囲です。

期待値を把握し、トレードが値動きを読むゲームでなく単なるくじ引き感覚になってから私は一貫したトレードを継続できるようになりました。
当てものではなく確率のゲーム。
こう考えるとチャートを鬼のように凝視し先を当てようとしていた時に比べ肩の力も抜けました。

ところで2013年に競馬の脱税裁判がありました。(詳細は下のリンク先のニュースをお読みください)

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO55492380W3A520C1000000/

いかがでしょうか?
05~09年の5年間で、約35億986万円の馬券を購入し、払戻金は約36億6493万円。差益は1億5507万円。とあります。
私は競馬をやったことが一度もないし全く詳しくないのですが、この方も自分なりにシステムのようなものを作り出し、確率が働くよう淡々と継続していたのでしょう。
馬券もパソコンで自動購入させていたとあります。

1回1回のレースに一喜一憂したり当てようとしていたらこのような利益にはならないでしょう。
ただでさえ競馬は還元率が低いゲームです。
それでも確率・統計を味方にこのような結果を出した人もいるのです。
学ぶところはあると思います。
競馬など他のギャンブルに比べ非常に還元率が高く有利なゲームであるトレードならばできないはずがありません。
しかし、日常的に確率で考える思考をせず、損を嫌う等の人間の様々な心理が邪魔をし9割以上のトレーダーは負けます

1割以下の少数派に入るためには優位性を持たなくてはなりません。
値動きを当てる才能があればそれに越したことはありませんが、私はそのような天才的な才能は全く持ち合わせていないので、統計の期待値に従うという再現性のある方法を優位性として選択しました。
その結果がトレードをくじ引き感覚でこなし続ける事なのです。


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仕掛けがうまくいくかいかないかだけに捉われ期待値を考えていないケース
以前私は確率に従ってトレードしているつもりでも、実際は「自信がないから見送った」「連敗しているから慎重となり見送った」などと気分や勘や感情でトレード判断してしまうケースが多かったです。
そういったことが確率に関係あるのでしょうか?
ありませんね。
それらは論外として、もう1つ仕掛けを躊躇してしまうパターンとして、
「ここは仕掛けるポイントだけど、他の足などを勘案するとそろそろ逆方向に反転してもおかしくない」と、自分の仕掛けが失敗する確率を考えてしまうケースも多かったです。

ですが、ルール通りのポイントなのにいちいち失敗する確率を考えてしまうとバイアスが生じます。
気が付けばどこも仕掛けの場所がなくなってしまうのです。
自分の仕掛けが失敗してしまうかもという理由なんて他の時間軸や様々なテクニカル指標を見たりしていくらでも作ることができてしまうのではないでしょうか。
自分の仕掛けが思惑通りの方向に順行するのかしないのかだけに焦点を当ててトレードする人は案外多いと思います。

このケースは何が問題なのでしょうか。
それは期待値に焦点を当てていないことです。
ただ単にそこで仕掛けて価格が反転する確率(思惑方向に価格が順行する確率)というのはイグジットを考慮していないため実用的でないのです。
どこでイグジットするかという要素があるかないでまるで話は違ってきます。

例え価格が反転してもがどこまで伸びるのか、どうやって手仕舞いするかで利確になるか損切りになるかという確率は違ってきますし、当然期待値は全く違ってきます。
もちろん事前にどこまで伸びるかはわかりません。
ですから過去数百数千とデータを取り期待値を把握していかなければなりません。

そもそも自分のルールの期待値を算出していないので失敗する確率を気にしてしまうのです。
あらかじめルールの期待値を算出しておく必要があります。
自分のルールで1トレード何円のリスクを取れば何円の利益が出る見込みがあるという明確な数値を言うことができなくてはなりません。
期待値とは掛け金に対して戻ってくる見込みです。
それは成功した仕掛けも失敗した仕掛けもひっくるめての期待値です。
失敗することが度々あってもやり続ければいずれプラスになるという裏付けがあります。
ですが期待値を算出していないと技術や直感で当てにいかなければならない、負けはできるだけ回避しなければならないと考えてしまうのです。

複数の時間軸などで大局的に相場を見ることは大切ですが、それが仇となりトレードを複雑化し、個々の仕掛けでロスカットになってしまう可能性をいちいち気にしてイップスにかかってしまうケースは私も経験しました。
例えば「上昇トレンドが崩れるまでは徹底的に買い続けるぞ」と意気込んでいても、「あ~、他の足を見るとやっぱりそろそろ終わるかもしれないな」となんだかんだで理由をつけて見送ってしまう矛盾したケースもしょっちゅうでした。
今では個々の仕掛けで失敗する確率は気にせずトータルの期待値で考えるだけの話なのですが、期待値がプラスのシステムを構築しておらず先を当てなければならないと考え個々のトレードに固執する段階ではそんな単純なことを受け入れられませんでした。

これまでくどいほど書いていますが結局大切なのは勝率ではなく期待値ということです。
期待値がプラスのシステムを持っていない限り当てなくてはならないという思考となり出口のない迷路を彷徨います。


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少ない試行回数の収益結果は気にしない
20~30回のトレードでプラスにしようと思わないで例えば200~300回と数多くのトレードでプラスにしようとする必要があります。
確率は大数の法則が働くまで試行しないと作用しないからです。

しかし多くのトレーダーは週単位や月単位でプラスに持っていこうとします。
試行回数でなく期間でプラスに持っていこうとすると思うようにいかず苦しみます。
例えば週3回のトレードで絶対にプラスに持っていこうとすると“負けられない戦い”となります。
“負けられない”という感情はロスカットをできなくさせる、またはエントリーを躊躇するといった行動につながりトレードに害悪をもたらします。

「月単位でプラスにできればそのトレーダーの実力が本物だ」というのは全くのデタラメです。
私は経験が浅かったとき月単位(回数も15~20回くらい)でプラスになったこともありましたがたまたま相場が良かっただけの話です。
もしそれで実力が本物ならばその後も順調にプラスになるはずですがそうではありませんでした。

「10連敗したらそのトレーダーの実力に問題がある」というのも全く的外れです。
特に低勝率の手法だと連敗が多く続くというのは統計を取ればわかると思いますが長い目で見ると充分起こりうることなのです。
高勝率でも連敗は当然起こります。

期待値がプラスのルールに従ったのなら別に10連敗したって全く構わないのです。
「負け=ダメなもの」という発想は完全に捨てなければなりません。
損失となったトレードに負のイメージを持っているうちは凡庸な思考を脱却できないのです。

確率論に従ってトレードするなら勝率100%でない限り負けは絶対に避けることができません。
そして確率は非常に数多くの試行回数がないと作用しないので個々のトレードに固執してはいけないのです。
数十回単位のトレード結果なんてプラスでもマイナスでもどうでもいいのです。
確率で考えるのなら最低でも数百回単位のトータルで考えるのです。



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